2016年 上半期「本部門」1位になったのは「3びきのかわいいオオカミ」という絵本。大手通販サイトでは最大1カ月待ちの状態となっているこの絵本、ツイッターの感想がきっかけで話題になったそうです。
- ar(アール)
2016-07-12 発売号
めくるめく楽しみ…オ・ト・ナの絵本
Fujisan.co.jpより
そこで、今人気になっていて、世界でも口コミが広がる「大人でも楽しめる絵本」をご紹介します。
「3びきの かわいい オオカミ」
- 「3びきの かわいい オオカミ」
Amazon.co.jpより
お母さんの家を出た3びきのかわいいオオカミは、自分達の家を作りますが、悪い大ブタに、どんどん壊されていきます。
レンガの家はハンマーで、コンクリートの家は電気ドリルで、鉄骨の家はダイナマイトで壊される。
オオカミ達が逃げても逃げても大ブタは追いかけてきます。が、しかし、最後にオオカミ達が花の家をつくると…。
思わぬ展開に驚かされるも、同時に平和の大切さを考えさせられると、幸福感に包まれる一冊だと人気なんだそうです。
名前から想像してしまう「3びきの小子豚」のパロディーとしても興味を引いているようです。
「おこだでませんように」
- 「おこだでませんように」
Amazon.co.jpより
小学一年生の男の子が、家でも学校でも怒られることに悩む様子を描いた絵本。
いつもいつも怒られている男の子は、「自分が悪い子だ」と思うようになっていくと七夕の短冊に、ある願い事を書くのですが…。
この短冊の話は、作者が実際に体験したもので、この話から作られたそうです。「子供の気持ちがわからない」と、子育てに悩むお父さんやお母さんが、そっと子供の気持ちを知ることが出来る一冊だと話題になっています。
- サンキュ!2014-09-10 発売号
おこだでませんように
Fujisan.co.jpより
「このあと どうしちゃおう」
- 「このあと どうしちゃおう」
Amazon.co.jpより
死んだおじいちゃんの部屋から“ボク”が見つけた「このあとどうしちゃおう」ノートに、おじいちゃんが想像した「死んだあとのこと」がたくさん描かれているのですが、そのノートを見てもっと話したいと思っても、もうこの世にいないおじいちゃんとは話すことが出来ない…ちょっぴり寂しいお話しです。
この絵本が話題になったのは、こんなお墓を作って欲しいなど、現代のエンディングを真正面から表現した一冊というところからだそうです。
絵本と言えば子供のものと言う感覚があったかもしれませんが、最近の絵本は、世間で騒がれている問題が、子供にもわかりやすいように書かれているため、思わず大人も納得、興味を持って読んでしまうようです。
是非、あなたもお気に入りの一冊を見つけてみては如何ですか?