X GAMESミネアポリス堀米雄斗が初優勝!初出場の白井空良が3位

2019/08/04
放送作家 小嶋勝美

アメリカ・ミネソタ州ミネアポリスにて開催中のX Gamesミネアポリスにて、堀米雄斗が優勝!初出場の白井空良が3位に輝いた。同じく初出場の池田大亮も予選を3位で通過し、決勝では7位と大健闘。堀米は最大の武器であるノーリーからのトリックで高難度の技を披露し、89.00点を獲得。

白井はアーリーウープからのフロントサイド180フェイキーバックサイド5-0グラインド 180アウトなど独自のスタイルで攻め、最後はハードフリップ フロントサイドボードスライドを見事に決め、87.00点を獲得した。

X Gamesは2020年東京オリンピック出場の為のポイント対象外のコンテストの為、ワールドスケートの発表するランキングポイントには反映されないが、その注目度は群を抜いており、世界中の人が注目する大会となっている。

ズバ抜けたオリジナリティを持つ2人

堀米優斗のラン

 
 
 
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堀米雄斗は2本目のランで…

ノーリーフロントサイド180 スイッチバックサイド50-50グラインド180アウト

ノーリー バックサイドノーズブラントスライド

フロントサイドブラントスライド

360フリップ

ノーリーバックサイド270ノーズスライド

ノーリーフロントサイド270リップスライド

ハーフキャブブラント フェイキー

以上のルーティンを完璧にメイクし89.00点を獲得。

7トリック中4つがノーリー系の構成と、独自のスタイルを見せた。

※ノーリーとは進行方向側の足(利き足と逆)を踏み込んで飛ぶ技のこと。

白井空良のラン

 
 
 
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白井空良も2本目のランで…

バックサイドブラントスライド

フロントサイド5-0グラインド

360フリップ

フロントサイド180 フェイキーバックサイド5-0グラインド ブラインドサイド180アウト

バックサイドディザスター

フロントサイドビッグスピン

キャバレリアルバックサイドテールスライド

バリアルヒールフリップ

ハードフリップ フロントサイドボードスライド

以上のルーティンを完璧に決め、87.00点を獲得した。

白井の滑りで特徴的だったのが、アーリーウープで入るフロントサイド180からのフェイキーバックサイド5-0グラインド ブラインドサイド180アウト。この技の場合、アーリーウープで入らないといけない為、ぐっと難易度が増す。

さらに片方のトラックだけでレッジを滑り、後ろ側に180度回転して着地するという、技名だけでもとんでもなく長いのに、それを完璧にメイクするという所はまさに神業!(※アーリーウープとは通常とは逆方向に回転して飛ぶ技の意味。技の難易度も高くなる)

さらに最後のレールで見せたハードフリップ フロントサイドボードスライドも素晴らしいメイクで高得点を獲得した。堀米雄斗や白井空良のような日本の新世代スケーター達の特徴の一つに「独創性」があげられる。既存のトリックに自分のオリジナリティを加え、それら複合技を完璧に仕上げてくる。

そうすることで、彼らのオリジナルトリックのような存在になり、結果的にすごい勢いでスケートボードを進化させている。これからもどんな進化を見せてくれるのか楽しみで仕方がない。

スケートボード男子ストリート結果

1位 堀米 雄斗 -89.00

2位 Nyjah Huston -88.00

3位 白井 空良 -87.00

4位 Jagger Eaton -86.33

5位 Jamie Foy -86.00

6位 Luan Oliveira -84.00

7位 池田 大亮 -73.33

8位 Felipe Gustavo -71.33

9位 Dashawn Jordan -69.66

10位 Kelvin Hoefler -68.66

X Gamesミネアオポリス スケートボード男子ストリート

筆者・小嶋 勝美

スケートボードを趣味としており、ライターとしてスケートボード関連の記事を執筆。

約10年間芸人として活動後、現在は放送作家としても活動中。

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放送作家 小嶋勝美
この記事を書いた人

放送作家 小嶋勝美

お笑い芸人として活動後、放送作家に転身。 スポーツ番組やバラエティ番組などに携わる傍ら、20年以上続けている大好きなスケートボードのライターとしても活動。 コンテスト記事の他、スケボーの情報や面白い発見を伝えていくと共に、スケートボードが持つ素晴らしさを多くの人に広めていきたいと思っています

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