“日本のMETALLICA”こと名古屋のOUTRAGEが東京凱旋!若手イケメン俳優の前座に?

2022/06/07
石井隼人

名古屋・大須を拠点に世界基準のサウンドを繰り広げる、ヘヴィ・メタルバンドOUTRAGEデビュー35周年記念プロジェクト映画『鋼音色(はがねいろ)の空の彼方へ』がついに全国公開!東京での公開初日となる6月4日には都内劇場で舞台挨拶が行われ、OUTRAGEメンバーのNAOKI、安井義博、そして俳優の兼平勝成、安藤悟、メガフォンを取った山田貴教監督が参加した。

念願の全国公開に山田監督は「名古屋のキャスト&スタッフにこだわって、先行公開の名古屋の大須でも大盛り上がり。本日から全国公開!嬉しいです!」と感激。NAOKIも「まさに、よーいスタート!ですね」と喜び、安井も「絶対に面白い映画なので、今日からほぼ全国のお客さんに観てもらえるのは素晴らしいこと」と大ヒットを期待した。

オーディションを経て出演チケットを手に入れた兼平と安藤。安藤曰くオーディションでは「監督から『いい体をしているね!』と言われたので、上半身裸になった」そうで、その理由について山田監督は「OUTRAGEといえば上半身裸のイメージがあるから」と明かした。これにNAOKIからは「僕らがなぜライブ中に上半身裸になっていたのか。それは毎日のようにライブをやっていたので、洗濯物が出ないようにするため。パンツも履いていませんでした」とまさかの秘話が飛び出した。

偶然にも兼平の父親はOUTRAGEファン。「この映画の出演が決まったことを伝えたら、父親が二階にある自分の部屋からOUTRAGEのグッズを出してきた。本当にファンなんです」と紹介すると、山田監督は「OUTRAGE の20周年ライブDVDにもお客さんとして映っているそうです」と驚きのエピソードを付け足していた。

俳優が自身を演じたことに安井は「あまり客観的に見ることができなかった…」と照れ。NAOKIは「なんだか『よし!』と思いました。ただ完成作を観るまでは想像がつかなくて、1回目の印象は大混乱。2度、3度観るうちに劇中劇とのリンクが繋がったというか、点が線になっていくイメージがあった」と味わい深い作品だと手応え。山田監督は「OUTRAGEメンバー役のみんなが頑張ってくれた!」と労うと、兼平は「演じる上で違和感がないように、ご本人たちのしぐさを研究しながら進めました」と熱演を報告。安藤も「ウソがばれたら台無しなので、必死に楽器の練習をしました」と知られざる努力を思い返していた。

劇中劇でOUTRAGEメンバーを演じるにあたり、兼平と安藤は実際に楽器を特訓。これに安井は「俺には夢がある!それはOUTRAGEのライブを客として見ること!OUTRAGEメンバーを演じた4人でライブをやってほしい!」とぶち上げた。NAOKIも「彼らがやってくれるならば、僕らがオープニグアクトをやるよ!」と乗り気で、兼平は驚きつつも「わかりました!機会があれば是非!」と約束していた。

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石井隼人

映画好きエンタメ系フリーライター。「来るもの拒まず平身低頭崖っぷち」を座右の銘に、映画・音楽・芸能・テレビ番組などジャンル選ばず取材の日々。ありがたいことに映画作品のパンフレット執筆、オフィシャルライター&カメラマンを拝命されたり、舞台挨拶の司会をしたり…何でもやります!

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