水原希子、実は口下手?人前で喋るのが苦手とカミングアウト

2024/10/20
マガジンサミット編集部

第37回東京国際映画祭にて新設部門となる「ウィメンズ・エンパワーメント部門」への出品も決定した注目作『徒花 -ADABANA-』がついに全国公開!初日同日の10月18日には都内映画館で初日舞台挨拶が実施され、主演の井浦新、共演の水原希子、永瀬正敏、そして甲斐さやか監督が登壇した。

見た目は同じだが性格の違う新次と「それ」の二役を務めた井浦。念願の初日を満席で迎えて「ようやく本日初日を迎えることが出来ました。これから始まる『徒花 -ADABANA-』の世界を全身で楽しんでください」と笑顔で挨拶した。劇中では二役を演じたが「二つの役を取り巻く周囲の環境や生活を勝手に想像して膨らませて撮影に臨みました。お芝居を分けるとかテクニカルにやるよりも、それぞれが生きてきたものを映したいと思って2役を演じました」と解説した。

その様子を傍で見ていた水原は「二つの役を行ったり来たりする撮影方法で、もしそれを演じるのが自分だったら泣いちゃうと思った。俳優さんって凄いと思ったし、沢山の事を学ばせていただいた」とリスペクト。かつて『私立探偵濱マイクシリーズ 罠 THE TRAP』で二役経験済の永瀬も「僕も若い頃やったことがあるけれど、行ったり来たりは大変。素晴らしかった」と賛辞を送っていた。

3年ぶりの映画出演となる水原は「尊敬する俳優の皆さんと自分が見たいと思える作品に出られるのはこの上ない幸せ。そんな作品に巡り合うのは奇跡に近いと思うので、撮影中は毎日幸せを噛みしめていました」と喜色満面。井浦は水原との共演を「自己表現に妥協がなく、様々な分野で活躍している方。共演が出来ると知った時は嬉しかったし、ワクワクしかなかった」と回想し、永瀬も「静寂の中の炎。熱い中での静寂を持っている方」と独特な言い回しで賞嘆していた。

そんな永瀬は、ミステリアスな男・相津を演じた。「お二人の心模様を具現化した存在だと解釈したので、透明な存在でいたいと思った。撮影中は監督に冗談で『僕を映さなくても大丈夫』と言ってました」と笑わせた。

構想20年をかけて本作を完成させた甲斐監督は「出演していただきたい方に出演していただいた光栄な作品。撮影中はモニターを見ながら泣いたり笑ったり、うるさかったと思います。それだけ皆さんの演技が想像を超えていたんです」と胸を張った。

映画の内容にちなんで、自分の「それ」がいたらどんな性格になりそうかを妄想。永瀬は「トマトが好きで落ち着きはらっていると思う。なぜなら俺はトマトが嫌いだから。でもケチャップは好き」と言うと、井浦は「…繊細」とリアクション。その井浦は「大好きな山登りを一緒にして、もう一人のそれがどれだけ好奇心丸出しの顔をしてるのかを見てみたい」と妄想。水原は「私は人前で喋るのが苦手なので、口達者になっていると思う」と想像した。

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