お絵かきムービーを学べるワークショップ開催!「ドッツ プロジェクト」~「クリエイターの文化的価値向上を目指したい」ハク ノブアキ氏

2022/11/16
マガジンサミット編集部

今回お話しを伺ったのは一般社団法人 国際じぶんストーリー協会の代表理事 ハク ノブアキさん。このたび開始したというクリエイターのための「ドッツ プロジェクト」について話しを伺った。

国際じぶんストーリー協会は、「お絵かきムービー」というホワイトボードアニメーションの制作や、それを制作する「お絵かきムービークリエイター」資格の発行、養成スクール「クリエイターズ・アカデミー」の運営などを行っている。最近開始したという「ドッツ プロジェクト」は、どのようなものなのかをハク氏に尋ねたところ、「お絵かきムービークリエイター資格を取った人が、全国でムービーの制作を体験できるワークショップを開くプロジェクトです」と答える。

「ドッツ」という名称の由来については「日本全国、累計で700名以上いるクリエイターの住んでいる地元、もしくは近隣地域で開いてもらうので、日本全国に点を打っていくという意味でドッツと名付けました」と話した。 今回のワークショップの対象者は「好きを仕事にしたい」と思っている人、絵を描くことが好きな方、人の話を聴くのが好き、ものづくりが好き、小説やマンガ、映画やドラマなどのストーリーが好きな方、お絵かきムービークリエイターに興味がある人、クリエイターズ・アカデミーに興味がある人だという。

「お絵かきムービークリエイターになりたいけれど、できるかしら?と不安な方もいると思いますので、事前に体験できる機会を設けました」とハク氏。ワークショップではどのような体験ができるのだろうか。「ワークショップに参加するとお絵かきムービーを丸ごと作る体験ができます。実際に自分のスマホで撮影してみて、一コマ作るところまでやりますので、制作の基本が分かります」とハク氏は解説してくれた。

また、参加後、お絵かきムービークリエイターになりたいと思ったときもメリットがあるという。ハク氏は「お絵かきムービーはオンラインのみでも勉強ができますが、一人ではがんばりきれなかったりすることもあると思います。お子さんが小さかったり、介護中だったり、長時間はできなかったりといったときに、仲間がいるという状態が作れればすごく安心して、“好きを仕事に”ということができます。

美術科の学校を卒業している私自身、クリエイターとして生きていくという夢を一度は諦めた人間です。ただ、現在は累計1000名以上のメンバーとともに、好きを仕事にしながら、クライアント様にもお喜び頂き、その対価としてお金を頂きながら活動しています」と話した。

では、実際に参加する側は何を用意すればいいのか。ハク氏に尋ねると、「持ち物はペンとノート、会場費です」とのこと。気軽に参加ができそうだ。ワークショップに参加したいと思ったらどうすればいいだろうか。

ハク氏は次のように述べる。「クリエイターズ・アカデミーのメルマガに登録していただければと思います。また、ただいま公式サイト上で、募集受付ページを作っていますので、今後はそこから申し込めるようになる予定です」

ドッツ プロジェクトでは、どのようなことを目指しているのだろうか。ハク氏に尋ねたところ、次のように話してくれた。「“好きを仕事にする”ということを当たり前の文化の一つにすること。

そしてクリエイターの文化的価値の向上を目指しています。イラストレーターだけでなく、クリエイティブな職種の時給は現在、高いとは言えない状況です。好きを仕事にしてしっかり稼げるという状況をどんどん広げていき、クリエイターの文化的価値向上、社会的地位の向上を進めていければと思います。

また、お絵かきムービークリエイターという働き方や起業方法を広げていくことも大事だと考えています」 ドッツ プロジェクトの実施背景には、クリエイターの文化的価値向上など、深い思いがあることがわかった。全国各地で開催されており、ペンとノートさえ持参すれば誰でも気軽に参加可能なこのプロジェクト。

より多くの人が参加し、クリエイターにとってより良い社会状況が作られるのを楽しみにしたい。

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