自分のポリシーを貫くのではなく、人の声に柔軟に対応できる人でありたい。対応力で企業を魅了する株式会社コムネットの経営スタンスとは?

2022/03/29
マガジンサミット編集部

福岡市で主に大学向けにシステム開発やサーバ構築を手掛けている株式会社コムネットの代表取締役である大島鉄也さん。現在の経営スタンスについてお話を伺った。

創業31年目の老舗の二代目である大島氏。新卒から株式会社コムネットに入り、2017年に前代表から会社を引き継ぐ形で大島氏が代表取締役に就任した。

現在は特に経費削減とSDGsに力を入れている。そのためには意識改革が必要で自身も学んでいる最中だと話す。コロナがきっかけとなり現在は社員は全てテレワークに移行して出勤という考えをなくした。それに加えて社用車をカーシェアリングにして環境配慮と利便性を上げた。水道も浄水器をつけてペットボトルなどのゴミを出さないように配慮して、意識から変えている。

更に既存システムの問題点や気になった点を改善、発生する様々なロスをなくしてきた。それについては代表になってからすぐに取り掛かり、新規を開拓しながら2〜3年で行った。メンバーも4人だったのでそのリソースを活用しつつ、社員には負担をかけないように取り組むようにしたと大島氏は言う。代表になってからは社員だった頃のような技術面をやるのではなく、社員の仕事の割合やパワーバランスなどをみる役割に回るように心がけた。

既存システムの改善ではあるが、最初に考えられたシステム設計思想を崩さないという思いが大島氏にはあった。そのため商品の考えやポリシーを維持しつつ、改善に取り組んだ。例えばiPhoneは基本設計など徹底してつくられていて、基本は維持しつつもユーザーの希望を叶えるべく、サイズや色、新たな機能が加わっている。これがシステム設計思想を崩さないことに当たる。また、改善にはユーザーの声を聞いてフィードバックできることを大切にしている。それは今まで多くの技術者を見てきて感じた、お客様に最も好かれる人は、「ユーザの声を聴き、フィードバックできる人」ということからきている。一番欲しい人材は人の話を聞いて柔軟に答えられる人だと思っている。自身も自分のポリシーを貫くのではなく、人の声に柔軟に対応できる人でありたいと思っていると話す。

このように4年間、代表を務めてきて感じたのは1.5倍の努力が大切だということ。1が通常だとしたら0.5倍と少し頑張るのが成長にも繋がり、ライフバランスと仕事の部分でも丁度いいと語る。事前準備や先回りをして余力を持つことも大事だと代表になって気づいたと自身についてや経営スタンスについて教えてくれた。

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