今回もお話しを伺ったのは医療コンサルティング事業やプロダクトの販売、情報サービスを行っている株式会社ドクターイーストの代表取締役 大高 明さん。男性の健康・医療リテラシーの大切さについてなど聞いた。
40代男性の医療リテラシーに関する現状とは
20代は何をしていても活力があり、30代は気力でカバーができる。ただ大高氏も体感しているように40代になると体力、気力の衰えを感じ始める。その頃から医療情報などを集め実践する人と全く行わない人では体や肌が大きく変わる。そのため普段、予防意識とは遠い男性にもエイジングケアを実践する大切さを商品だけでなく情報と共に伝えていきたいと考えていると大高氏は話す。
「男性は病気など何かきっかけになることが起こらないと行動しない方が多く、40代男性の医療リテラシーは低いのが現状です。例えば健康診断の数値が悪化してから食生活に気をつけ、サプリを飲み始めるようになるなどです。自身の体や美に対して予防意識が低いのでそこを改善できるように啓蒙をしていきたいです。髪の毛に対しても同じで、薄毛になってからクリニックに行くのではなく、事前に頭皮環境を整えるケアや運動をするなど血流を良くしておく、食べ物に気を付けるなどが必要です。ストレス等の精神的なものが原因となるEDも増えている中、知識を備えておくことで未然に防げることもあります。究極だが、病院に行かないような世界をつくれたらと予防意識の啓蒙活動にも力をいれていきたいと考えています。」理想は30歳前半くらいから予防意識をしっかりと備え、40代になったら自分の体のケアをして欲しいと大高氏はアドバイスする。
予防意識を高めるためにドクターイーストが提供できること
現在は髪の毛を数本取ってその中に入っているジヒドロテストステロンの量を測ると、薄毛になる確率がわかるような検査などの技術も開発されている。未来診断として検査を通して男性に実感してもらい、早めに行動に移してもらえるような仕組みをつくっていきたいと今後の展開を話す。また高額の遺伝子検査も格安で受けられるようなサービスも拡充したいと大高氏は言う。
「ケアに時間を割かない男性にとって、体の全てをケアするのは難しいが、診断することで自分のウィークポイントを知れるのでそこを重点的にケアできる利点もあります。少しでも男性に予防意識を持って欲しいですし、エイジングケアや清潔感をアップすることで、普段のコミュニケーションにも良い影響を及ぼし、人生も楽しめるようになり自分が思っている以上にいい影響が出るのではないでしょうか。」
次回は世の中に新しい価値を生み出す開発ポリシーについてなどを大高氏に聞いた。