2024年11月26日、トルコの航空会社「ターキッシュエアラインズ」主催のレセプションが大阪市内のホテルで開催され、2025年大阪・関西万博におけるトルコ館のイメージが初披露された。
トルコ館、テーマは「文明の黄金時代」
会場では、パビリオンのイメージ動画が本邦初公開された。日本の国旗における太陽、そしてトルコの国旗における三日月と星から、昼と夜を象徴するデザインとなっている。「Heyday of Civilizations(文明の黄金時代)」をテーマとし、人類が直面する課題に対するイノベーティブな解決策を展示するという。
また、ターキッシュエアラインズの新たなビジネスクラス「クリスタル・ビジネスクラス・スイート」のシートもパビリオンでの展示を予定していると発表。全ての座席に扉が備わり、プライベート感のある空間が特徴だ。
在名古屋トルコ共和国総領事館の総領事ダムラ・ギュミュシュカヤ氏は「約6カ月間続く2025年大阪・関西万博は、両国間の貿易、投資関係をさらに発展させるための重要なプラットフォームとなることが期待されています」と話す。
会場には、万博公式キャラクターの「ミャクミャク」と、関西エアポートグループ公式キャラクターの「そらやん」が登場し、会場を盛り上げた。
両国の絆を結んだ和歌山県串本町
同レセプションは、ターキッシュエアラインズによる大阪・イスタンブール路線の再就航1周年と、トルコ共和国と日本の国交樹立100周年を記念し開催された。
トルコと日本の国交樹立に大きく影響したとされる、1890年のエルトゥールル号遭難事件。当時、和歌山県串本町の島民が、遭難したトルコの人々を救助したことで知られている。
会場では、串本町長の田嶋勝正氏が当時の様子と両国間の絆について語り、「(串本町には)トルコ記念館もあり、遭難したときのいろいろな遺品が引き上げられていて、展示されております。またぜひ来ていただければ」と伝えた。
ターキッシュエアラインズは、2024年11月現在、就航国数世界ナンバーワンを誇るトルコの航空会社。大阪からトルコのみならず、その先のヨーロッパ、中近東、アフリカまでを結んでいる。