世界中に存在するリアルシンデレラストーリ

2017/07/14
放送作家 石橋アキ江

先日、秋篠宮家の長女・眞子さまが一般人の方と結婚の意を発表しました。そんな皇室と一般人の結婚は世界中にも結構あるのです!しかし一般の方と言っても、どんな方たちかしら?

 

そこで今回、世界の『シンデレラストーリー』をご紹介します。

 

学生時代のトキメキの出会い 『キャサリン妃』

 

イギリスのウィリアム王子と結婚したキャサリン妃は、一般家庭に育った女性。大学時代にウィリアム王子と出会い同じ宿舎で寮生活を送る中で朝食や休憩時間をよく一緒に過ごしているうちに友だちになっていったんだそうです。

 

そして運命の時が…大学で行われたチャリティーファッションショーにキャサリン妃がドレス姿で出演した際、ウィリアム王子が異性として意識するようになったとんこと。正に眞子さまと小室さんの出会いと似ていますね。素敵なキャンパスライフだったんでしょうね…爽やかな「幸せ」だけを感じるようなこの結婚ですが、キャサリン妃の母方は先祖代々労働者階級。

 

階級を非常に重んじるイギリスでは、「炭坑から王室へ」などと、皮肉たっぷりにキャサリン妃を報じられたこともあったんだそうです。

 

貴方さえいればと情熱的なアプローチ『レティシア妃』

 

スペインの国王フェリペ6世の妻であるレティシア妃は、売れっ子のニュースキャスターでした。知人宅の夕食会で出会った当初、フェリペ王子は、レティシア妃に特別な感情を持ってはいなかったそうですが、その後、会っているうちに、フェリッペ王子にとってレティシア妃が一生を共にしたい最愛の人となったようです。

 

そして結婚を意識するようになると、ある問題が。レティシア妃は離婚歴あり。さらに民間出身など、こんな女性をプリンセスに迎えるのはスペイン王家始まって以来のことだと大反対。しかし「彼女と結婚出来ないなら王冠を捨てる」と言ったフェリペ王子の愛の強さの末に結婚。今ではレティシア妃がスペイン女性の憧れの的となり、常に注目される存在となっています。

 

結婚するまでの33年を待った『リリアン妃』

 

イギリスでモデルとして活躍していたリリアン妃。彼女は俳優と結婚していたのですが、第2次大戦中、ロンドンで服役していたスウェーデンのバーティル王子と出会い恋に落ちてしまったのです。その後、リリアン妃は俳優と離婚しましたが、一般の出身で離婚歴のあるリリアン妃、すぐに結婚と言うわけにはいきませんでした。

 

そして、唯一の王位継承者だったバーティル王子の兄が飛行機事故で死去。その息子で現国王のカール・グスタフ16世がまだ1歳だったことから、バーティル王子が公務を代行しなければならなくなってしまったことがさらに問題に。当時スウェーデンの王位継承規定では一般人との結婚が認められていなかったため、当然2人の結婚は許されませんでした。色んな結婚への支障が重なり、リリアン妃は結婚できないまま時が過ぎていってしまいました。

 

しかし、出会ってから33年後、色々な状況が変わりやっと結婚が許され、幸せになったそうです。

 

他にも、モロッコのラーラ妃は、コンピューターエンジニアとして働いていた時に一般人と知り合い結婚、ルクセンブルクのマリア・テレサ妃は学生時代に知り合った仲間と結婚など、王妃が一般人男性と結ばれる形も結構あるのです。皇室だけにどんな生活をしているのかベールに包まれていますが、学校や会社、友人のパーティーなど、案外皇族と出会うチャンスも近くにあったりするのかもしれませんね。

 

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放送作家 石橋アキ江
この記事を書いた人

放送作家 石橋アキ江

"テレビ番組、ラジオ番組の構成や脚本を執筆中。 中学校教員として十年以上の経験から、現場で悩みを抱える多くの人達に人生は楽しいものだと思ってもらえる作品を提供したいと日々模索中。参加作品「神秘に触れる夜」「ADVANCE EARTH」「携帯恋愛アプリMYNAME」など。"

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