夏に「外出欲」が高まる一方で熱中症のリスク…専門家は「熱中症にかかった人は帽子を被っている割合少ない」

2022/08/10
佐藤 勇馬

ヘッドウェア&アパレルブランドを展開するニューエラジャパンは、10代~50代の男女を対象に「夏場の熱中症対策」に関する意識調査を実施し、その結果を5日に発表しました。同社は久々に行動制限のない夏を迎えて「外出欲」が高まっていることを受け、熱中症対策として帽子の着用を提案しています。

まず「今年の夏、実施したい(予定している)ことはありますか?」と質問すると、20代で「旅行」が52.0%と過半数を超えるなど若年層を中心に「夏ならではのイベントを満喫したい」という意欲がうかがえる結果となりました。

しかし、今年の夏は猛暑日が続いており、外出や屋外イベントには熱中症のリスクがつきまといます。

熱中症などに詳しい「せたがや内科・神経内科クリニック」の久手堅司院長は、今年の夏について「梅雨が明けるのも早く、また非常に暑く、天候の変化も激しい。非常に熱中症になりやすく危険な状態です」とコメント。その対策として「日差しが強すぎるので直射日光を浴びないようにすることや、頭が高温にならないように帽子を被ったり、フードを被ったりと対策をする必要があります」と指摘しました。

久手堅院長によると「人間のカラダは体温が高く上がってくると生活に支障をきたすので何か遮る物が必要です。熱中症にかかっている人を見ると帽子を被っている割合が少ない」とのことです。

そこで「普段の外出時に帽子は被りますか?」と尋ねると、10~50代のすべての年代で過半数の人が普段は外出時に帽子を被っていないことがわかりました。

その一方、熱中症対策をしている人に具体的な方法について質問すると、定番の「水分補給」をはじめ、「十分な睡眠をとる」「日傘をさす」などと並んで「帽子を被る」が高い割合で選ばれていました。

こうした結果を受けて、同社は熱中症対策の効果とファッション性を兼ね備えた「これまで帽子を被ってこなかった人たちでも今すぐ普段着に取り入れやすい3型のヘッドウェア」をセレクトしました。

左のキャップ「9TWENTY」(税込4180円~)は、老若男女問わず高い人気を誇るニューエラの定番キャップです。中央のキャップ「9TWENTY Long Visor」(税込4180円~)は、前述のキャップのバイザーを1cm長くしたシルエットが特徴で、より日除け効果が期待できます。右のハット「Bucket-01」(税込4620円~は、360°を覆うブリムによって高い日除け効果が期待できるだけでなく、トレンドアイテムとしても大きな注目を集めています。

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この記事を書いた人

佐藤 勇馬

新宿・大久保在住のフリーライター。個人ニュースサイト運営中の2004年ごろに商業誌にスカウトされて以来、芸能、事件、ネットの話題、サブカル、漫画、プロレスなど幅広い分野で記事や書籍を執筆。著書に「ケータイ廃人」(データハウス)「新潟あるある」(TOブックス)など。 Twitter:ローリングクレイドル

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