書籍や雑貨が盛りだくさん!家にいながら台湾の文化を感じられる「脳内トラベル台湾」が開催中

2021/08/19
マガジンサミット編集部

台湾、と言われて何を思い浮かべますか?タピオカや台湾カステラ、美味しい朝ごはんなどのグルメの他に、レトロで可愛い雑貨や、映画のロケ地にも使われる美しい景色…。台湾は旅行会社ランキングでも上位にランクインするなど、人気のスポットです。

でも今のご時世では海外旅行は難しい…。

そこで、台湾の様々なコンテンツの魅力を発信する台湾クリエイティブ・コンテンツ・エイジェンシー(以下TAICCA 読み:タイカ)が、頭の中で台湾に旅行に行った気分になれるイベント「脳内トラベル台湾」を誠品生活日本橋等、東京都と埼玉県にある3つの書店で開催することになりました。

ご存じの方も多いかもしれませんが、日本と台湾は歴史的に見ても長い交流があり、連日のニュースで報じているように、コロナ下でもお互いが助けあっています。

今はまだ実際に台湾を訪れることはできませんが、また台湾に行けることになった時に備えて、足を運んでみてはいかがでしょうか。

[読んで、見て、触って…台湾へ「脳内トラベル」]

思うように外出出来ない日が続くなか、日常を抜け出すことをコンセプトに企画された「脳内トラベル台湾」。誠品生活日本橋(東京都中央区)、本屋B&B(東京都世田谷区)、ダ・ヴィンチストア(埼玉県東所沢市)の3店舗には期間限定でポップアップコーナーが設置され、台湾の書籍を読んだり雑貨に触れたりすることで頭の中で台湾にいった気分になったり、旅行に行けるようになった時のために妄想を膨らませたりできるイベントです。

写真は誠品生活日本橋のポップアップの一部。台湾の生き物をイメージしたインクや、真鍮製の高級感がある筆記具、台湾で100年の歴史がある窯工場で作られているレンガで出来た雑貨など、台湾の新たな魅力に触れられるラインナップです。

[新しいものと伝統が共存する「台湾」と「日本」]

 

特におすすめしたいのは、台湾でドラマ化した「フォルモサに咲く花」斯卡羅(seqalu、スカロ)という書籍です。日本でも人気がある台湾のデジタル担当大臣オードリー・タン氏もおすすめしています。

1867年に台湾南端の沖合で座礁し、上陸したアメリカ船ローバー号の乗組員が、原住民族によって殺されてしまった「ローバー号事件」をモチーフにした物語。少し怖い内容に聞こえてしまうかもしれませんが、実際は台湾の原住民族の暮らしや文化を生き生きと描いた、台湾についてよく知ることができるものだそうです。

(インタビューに答えるオードリー・タン氏)

「脳内トラベル台湾」は8月16日から9月15日までの期間限定で開催しています。イベントの初日には、TAICCA董事長(とうじちょう)の丁 曉菁(ディン シャオジン)氏、TAICCA院長の李 明哲(リー ミンツゥ)氏はじめとした関係者が登壇し、ゲストにオードリー・タン氏を迎えた記者発表会が行われました。

記者発表会の中で、丁氏は「日本の皆さんに台湾の文学作品や、雑貨などに触れていただき、その多様性が魅力の台湾文化に触れていただきたいと思います。本日この一歩から、日本と台湾の文化コンテンツの交流がますます進んでいくことを祈っています。」とお話しました。

記者に「台湾コンテンツの独自性とはどのようなところにあるか?」と尋ねられたオードリー・タン氏は「他の文化を否定するのではなく、認め受け入れることの大切さを台湾の歴史、そして文化が教えてくれます。多様な文化やアイデンティティーが台湾の中で融和し溶け込むことで、イノベーションや新しいコンテンツが生まれてくる。それこそが台湾文化の特徴だと思っています。」と答えていました。

また、記者から「日本でまたこのようなイベントを企画するのか」尋ねられた李氏は「初めてのイベントで得た経験を活かしながらより良い企画を今後も展開していきたいです。近いうちにまた日本でも行いたいですね。」と今後の展望を語りました。

台湾のイメージはレトロなものを想像する方も多いと思いますが、オードリー・タン氏がコロナ禍でマスクマップアプリを開発して世界から注目されるなど、伝統的な文化と、新しいものが共存している文化が魅力的なのかもしれません。それは日本の文化とも共通していますよね。そう考えると、台湾がますます身近に感じられてきます。

この機会にステイホームしながら「脳内トラベル台湾」で台湾の文化や新しい作品を手に取ってみてはいかがでしょうか。

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