趣味や勉強、デザインにと活躍! 5万語以上の俳句・和歌用語が搭載されたアプリ「細石」がリリース

2021/10/14
マガジンサミット編集部

俳句や和歌を読む際に必要となる用語をスマートフォンですぐに調べられるアプリケーション「細石」が2021年10月4日からリリースされた。5万語以上の俳句・和歌用語を搭載している。この用語集アプリは用語を検索すると現代かな、旧かな、現代漢字、旧漢字をそれぞれ表示、季語だけでなく枕詞や掛詞、歌枕、さらには伝統色までを収録しており、それぞれの解説や実際に使われた例文を基に用語の使い方が確認できる。

これにより俳句や和歌を詠む方にとっては分厚い歳時記を持ち歩く必要もなくなり、スマートフォンで簡単に調べれるようになる。

細石アプリは俳句や和歌を詠む方だけでなく、文学を勉強している学生や日本の文化に触れたい人にとっても最適。例えば昔から親しみのある百人一首の単語検索をしてみたり、源氏物語などで読まれている和歌の意味を調べてみたりと更にわかりやすくなり、日本の伝統文化や文学を気軽に便利に楽しめそうだ。

実際に使用してみて面白いと思ったのは「伝統色」の用語集。タップすると様々な色の名前が細かく調べられる。

例えば、水色の一つを「天色(あまいろ)」と言ったり、緑色の一つを「千歳緑(ちとせみどり)」と言ったりと色の中でも細かく名前が異なっているなど見ていて面白い。アートやデザインや色に関わる仕事をしている人にとっても興味深い内容となりそうだ。

細石アプリの収録されている用語は種類ごとに分類されており、逆引きも可能。用語をスマートに検索できる。検索すると用語には解説文や類似語をまとめて表示。実際に使われている例文も見ることができて便利だ。また被枕詞も簡単に調べられるので和歌や俳句を始めたばかりの人にも役立つ。

実際に逆引で「誤用」を検索、その中で「なしくずし」という言葉を見ると、「うやむやにする・曖昧にする」という意味で使いがちだが、それは間違い。実は「少しずつ片付けていくこと」「少しずつ積み重ねて、最終的に全部処理すること」という意味で、私たちの日常で使っている言葉の意味が、間違いであることを知ることができるのだ。日本語は実に奥が深い。

趣味に生活のワンシーンで細石アプリを使って調べてみることで、私たちの日本語がもっと豊かになりそうだ。

この記事が気に入ったらいいね!しよう

マガジンサミット編集部
この記事を書いた人

マガジンサミット編集部

編集部のTwitterアカウントはこちら 【マガサミ編集部Twitter】 編集部のYoutubeアカウントはこちら 【マガサミYoutube】

マガジンサミット編集部が書いた記事

あなたへのおすすめ

カテゴリー記事一覧

pagetop