食欲の秋。”手ごろ”な「スーパー大麦」の新製品で、腸内環境改善をめざせ!

2019/10/04
桂伸也

先日の取材でもご紹介しましたが、スーパー大麦ってすごいです。記事では書かなかったんですが、水溶性食物繊維の含有量は野菜の中でもかなりあるブロッコリーやゴボウをはるかに超えており、日体大の岡田隆先生がなぜかこれに「世代交代です…」と、一言ふっと冗談交じりで言われ、つい「なんの世代交代やねん!?」と心の中で突っ込んでしましましたが(笑)、その魅力は一目瞭然であります。

特に健康面が気になる中高年の方にとって、食物繊維の摂取は避けて通れないもの。というよりこれは全年齢にいえることでもありますが、ダイエットという面でも、とにかく健康をと考えても、これを多くとることは最重要課題ともいえます。

そんなこともあり巷では大きな話題にもなっているスーパー大麦ですが、この度帝人株式会社が新商品「スーパー大麦のちから」を発売、ECサイトの展開とともに、自社商品として初めて全国のスーパーマーケットに向けて販売を開始しました。今回は2日に行われた帝人「スーパー大麦のちから」新商品発表会の模様をお送りします。

■スーパー大麦の魅力

現在帝人では、ヘルスケア事業の一環として機能性食品素材の開発を推進、現在オーストラリアのThe Healthy Grain社との独占共同開発により作られた「バーリーマックス」、オランダのSENSUS社との独占販売権を取得した「イヌリア」という2つの商品を販売展開しております。

そして「バーリーマックス」は、これまで基本的には他の食品メーカーなどに製品を提供、メーカーの加工により製品としてエンドユーザーに販売されているという現状でした。特に有名なのは、ファミリーマートのおむすび。つい先日、この「バーリーマックス」が入ったおむすびが、1億個の売り上げを達成という快挙を成し遂げたといいます。その一方で今回、「バーリーマックス」を「食卓で手ごろで食べてもらえること」「お手ごろ価格に設定すること」という2つの狙いより、自社製品「スーパー大麦のちから」を販売することとなりました。

スーパー大麦「バーリーマックス」ですが、他の穀物に比べて総食物繊維の含有量が多いだけでなく、腸内菌のエサとなる食物繊維、レジスタントスターチ、β―グルカン、フルクタンがバランスよく含まれているというのも大きな特徴です。

実は腸内の入り口、中間あたり、そして出口近くと、それぞれに吸収されるエサの種類が異なるということで、食物にこの3つがバランスよく含まれることは、腸内環境改善を考える際には非常に重要な要素となります。(実際には腸の入り口よりフルクタン、β―グルタン、レジスタントスターチの順に吸収されます)

■好評を得た試験導入

そんなわけで現在、健康増進という面で大きく注目されるこの商品ですが、販売に先駆けて山口県・岩国市では学校給食、市庁舎での食堂などでこれらの試験採用を実施し、実際に多くの好評を得たことで継続導入されたという実績があります。特に市庁舎の食堂では売り切れ必至という状態、大人気だそうです。

また先日のレポートでも紹介した日本体育大学や、四国唯一の女子大学である松山東雲女子大学、松山東雲短期大学の学食での採用を実施。この日は特に松山東雲短期大学の学生「しののめベジガール」(笑)による取り組みが発表されました。それはスーパー大麦を活用したメニュー開発で朝ご飯の摂取と食物繊維不測の解消案を提唱するというもの。

これに取り組んだのは学校の食物栄養学科の学生ですが、開発されたスーパー大麦のメニュー、その名も「麦麦ごはん」。まさにそのまんまな感じ(笑)ですが、彼女らが開発したこのメニューは、スーパー大麦を利用したものに対して、合わせて地元愛媛県産のもち麦が利用できないかという考えのもと考案されました。

そしてもち麦にもβ-グルカンが含まれていること、そしてもち麦とスーパー大麦の食感が異なり、合わせることでいい食感が得られることなどの研究成果が得られ、現在不足しているといわれる平均的な食物繊維の量を検討した上で、精白米70%、スーパー大麦10%、もち麦20%という穀物の配合割合を考案。まさに「麦麦ごはん」であります。試験導入後はかなり好評で、食堂でのご飯喫食率も向上、こちらも継続導入されたといいます。こう考えると「バーリーマックス」「スーパー大麦のちから」などのスーパー大麦がいかに健康面で効果が期待できるかが、よくわかるでしょう。

■そして気になるお値段は?

一方で新製品「スーパー大麦のちから」、一番気になるところは価格。消費税増税の直後ということもあり、価格には非常に敏感になるこの頃であります(笑)。特にECサイトなどで販売されている既存のスーパー大麦は結構高めであると感じる価格設定になっており、なかなか手が伸びないところでありました。

しかし今回発売される「スーパー大麦のちから」は、120gで498円という価格設定。適量としては、茶碗一杯分のご飯の一割程度にこのスーパー大麦があればといったところであり、その量を12g程度と算出しております。その意味で120gという量は、およそ茶碗10杯のご飯に含まれる量と考えられます。茶碗で食べるご飯10杯分。そう考えると12gで50円程度の価格設定、健康効果を考えると、それほど高い値段ではないと感じられるでしょう。

さまざまな取り組みからも健康増進に向けた魅力が感じられるスーパー大麦。さあ、あなたも今日から腸内改善へ向けて努力していきましょう。まず手始めは「スーパー大麦のちから」、早めにチェックしておいた方がよさそうですゾ!

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桂伸也
この記事を書いた人

桂伸也

フリーライター。元々音楽系からのスタートですが、現在は広く浅くという感じではありますが芸能全般、幅広く執筆を行っています。またエンタメ、芸能に限らずスポーツ、アミューズメント系と…何が得意なのかが不明な感じ。逆に困ったときに声を掛ければ、何らか答えが戻ってくるというか…ある意味“変な奴”(笑)

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