「強いぞビーバー!」北陸のソウルフードが八村塁選手効果で大ヒット!

2019/07/24
放送作家 石原ヒサトシ

2019年6月、日本人初のNBAドラフト1巡目指名で八村塁選手がワシントン・ウィザーズに入団しました。そんな中、ちょっと面白いニュースが。彼がチームメイトにあげた日本のお菓子が「ちょーうめー!」と大絶賛されたことがSNSで話題に。そのお菓子とは、なんと!

【ビーバー】

「なにそれ?」「知らねーし」、そう思った人も多いはず。

しかし、一部地方の人間は、

「ビーバーってあのビーバーけ?」「ほんとかいや?」と驚いたに違いありません。それもそのはず八村選手の出身は北陸の富山県、『ビーバー』は主に石川・富山・福井の北陸地方でしか流通していないお菓子だからです。これをアメリカまで持ち込んで食べるほど愛すとは、八村選手はかなりのビーバーフリーク(笑)。話題になったのは“白えびビーバー”ですがスタンダードな塩味のビーバーも合わせて、現在、製造元の北陸製菓(金沢市)は品薄状態で、地元もスッカラカンです。

実は、北陸新幹線開通後、旅行客から口コミで広がりオンラインショップでの注文が全国から相次いでいたそうで、6月3日から“塩味”のみ全国発売がスタートしていました。そこへ巻き起こった思わぬブレイクに嬉しい悲鳴が上がったというわけです。

Twitterに公式アカウントも!:(https://twitter.com/beaver_hokka

北陸人のソウルフード

どんな地域にも、子供の頃から食べ親しんだローカルお菓子があると思います。北陸で代表的なソレが“揚げあられ「ビーバー」”。特に40~60代くらいの北陸人で食べたことがない人はいないと思います。

元々は1970年(昭和45年)、福富屋製菓(のちに福屋製菓)という小さなメーカーが作りました。

人気が爆発したきっかけは一本のCMでした。昭和60年頃までは夕方に子供向けのアニメや特撮ヒーロー番組を放送していましたが、その時間に必ず流れるのです。CMは動画サイトなどを探したけれど見つからず、おぼろげな記憶頼りで内容を伝えると…

※アニメ(といっても数枚の静止画)15秒CM

怪獣が街を破壊している

それを見た小さなビーバーがお菓子ビーバーを食べて声高らに叫ぶ

「ビ~バ~~!」

登場したのは正義の味方ジャイアントビーバー

怪獣にパーンチ!キーック!

“パン! パン、パーン!”

「強いぞビーバー!」

ビーバーの勝利!

「福富屋製菓のビーバーですぞぅっ」

・・・こんな感じだったはずです。声はドラゴンボールの孫悟空などで知られる声優・野沢雅子さんだったと思います(違っていたらごめんなさい)。

とにかくこのCMをみんな見ていたのでビーバーが食べたくなるというわけです。食べる時はCMの「ビーバー!」を叫んだりして。

当時は現代のようにスナック菓子の種類も少なく、お母さんがスーパーで子どものおやつを選ぶ際「ビーバー買っときゃいいやろ」という感じでかごに入れていました。子どもの頃ビーバーというあだ名で呼ばれているやつがいて、その理由を聞いたら「いっつもビーバーばっか食っとるからや」と教えられて大笑いしたことがあります。それくらい庶民に定着し安定感があるお菓子でした。

最盛期は1980年1月期で売上高3億8100万円を計上するほど売れたそうです。

ところが、福屋製菓は2013年に負債額約1億7,000万円を抱え自己破産。9月にそのニュースを知ったビーバーファンはまとめ買いに走ったほど。オイルショックならぬビーバーショックです。

「あのビーバーがもう食べられなくなる・・・」地元メディアで連日のように報道されました。

しかし、嘆きの声を聞いて立ち上がったのが金沢市の老舗お菓子メーカー北陸製菓(hokka)です。

hokkaは福屋製菓の従業員を受け入れ、ビーバーの製造を引き継いで2014年に新たに発売を開始します。その味は今までのビーバーそのまま。ビーバーファン歓喜でした。そして今、まさかのブレイクというわけです。

なぜビーバー?

商品名の由来は、パッケージの裏に明記されてあります。

https://twitter.com/search?f=images&vertical=default&q=%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC&src=typd

ビーバーの歯の形はわかるけど、大阪万博に由来があったとは。

全国発売になった塩味ビーバー、話題になった白えびビーバーの他に、のどぐろビーバー、カレービーバーがあります。(でも、のどぐろとカレーはあまりスーパーで売っていない)北陸製菓のオンラインショップでも販売されているのでよろしければその味をお試しあれ。

北陸製菓HP:(https://hokka.jp/onlineshop/

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この記事を書いた人

放送作家 石原ヒサトシ

放送作家 「クイズ雑学王」、「ボキャブラ天国」等 バラエティを中心にイロイロやってきました。なんか面白いことないかなぁ~と思いながら日々過ごしています。野球、阪神、競馬、ももクロ、チヌ釣り、家電、クイズ・雑学、料理、酒、神社・仏閣、オカルトなことがスキです。

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