改めて「浴衣」を楽しもう!コシノジュンコが『浜離宮大江戸文化芸術祭 2019』でこの夏をプロデュース!

2019/06/28
マガジンサミット編集部

夏といえば「浴衣」!とおっしゃる方もいらっしゃいますよね?この時期には愛用されている方もまだ多くいらっしゃるのではないでしょうか?なんといっても洋服に比べてとても楽。外気に触れる部分も多く、涼しくてこの時期にはまさしくピッタリな着物であります。

また、なぜか日本のカップルは夏祭りで互いの浴衣姿を見せ合い、お互いの姿にドキドキしながらさらに恋心を深めていく、などという構図も珍しくありません!そういった青春漫画、青春映画もこれまで何作書かれたことでしょう(笑)

そしてそんな「浴衣」をフィーチャーしたイベントが、この夏開催されます!中央区の浜離宮恩賜庭園でイベント『浜離宮大江戸文化芸術祭2019』がまさしくそのイベントであり、23日にイベントの総合プロデューサーであるデザイナーのコシノジュンコさんのオフィスにて記者会見が行われ、その企画作成の経緯説明やイベントのPRなどが行われました。

日本の文化、「江戸」の文化を改めて見直す

コシノジュンコさん

イベントはまさに「浴衣」をフィーチャーし、日本の伝統的ファッションや日本文化を語る上で欠かせない剣道や華道、茶道などの『道』に触れる催しなどが盛りだくさん。さらに海外からの観光客なども気軽に浴衣を楽しめるよう販売コーナーやレンタル、そして気軽に浴衣の着付けができるコーナーなども設置予定とのこと。まさしく「みんなで浴衣を着て楽しむ」イベントであります。

宮田亮平 文化庁長官

浜離宮恩賜庭園という場所は、日本という文化が都内で実感でき、楽しめる場所ではありますが、意外にも近年は日本の方自体にもその存在が改めて見直されている場所でもあります。この日コシノさんとともに登場された宮田亮平 文化庁長官も、海外で現地人に日本の印象を訪ねた際に、日本人の方よりも日本の印象をより深く感じられていることを実感、その意味で浜離宮恩賜庭園での、イベント実施の効果の期待を大きく掛けられていると語られます。

一方で「江戸」という時代の文化に関してコシノさんは「江戸時代というのは、日本人にとって最高の遊びを考え、覚えた時であり、その名残というのは先祖代々より一つの生き方が残っていると思う。その遊びの一つとして着るものを着ないと面白くないだろうという思いもあります」と自身のイベントに向けた思いをコメントされました。

「着物」に比べて手軽さが魅力な「浴衣」

また、浴衣というアイテムに関して、コシノさんは当初35年ほど前から、注目されていたといいます。特にいわゆる「着物」というアイテムが、日本を象徴する印象の強いアイテムであるにもかかわらず、ファッションとして楽しむには、なかなかハードルが高いものであると考えられていたことを明かします。

その一方で「浴衣」となれば「浴衣はTシャツだと思う。ハイヒールを履こうが、イヤリングをつけようが、すっと出来上がったもの、今日思ったらすぐ着られる。その感覚が今にあっていると思います」と、その気軽さに大いに着目していたとコメント。Tシャツというイメージはなかなか思い付いた人もいなかったかもしれませんが、確かに「浴衣」となるとそのハードルはぐっと下がり、気軽に「着物」イメージを楽しむこともできるでしょう。

特にインバウンド、海外からの観光客に向けても、日本のファッションを楽しんでもらうには非常に願ったり叶ったりなアイテムでもあります。そして「(浴衣を)どこで着てもいいけど、一つのかたまりというか、浴衣を着た環境、経験ってすごく盛り上がると思う。いわゆるお祭り精神。着ることによって参加意識はすごく大きくなると思いますし」と今回の企画立案の経緯を辿られました。いや〜確かに浴衣姿でたくさんの方が集まると、気分もアガってきますよね。

佐野克彦 公益財団法人東京都胡淵協会理事長

この日はコシノさんのほかにのほかに宮田長官、佐野克彦 公益財団法人東京都胡淵協会理事長ら関係者が登壇。墨画や鯛をあしらったコシノさんデザインの浴衣に袖を通され、合わせて着心地の良さとともにイベントをアピールされていました。お二人の柄はなかなかスタンダードなイメージもある一方で、幾何学的な縞をあしらった浴衣が目を引きます。コシノさんは、浴衣のデザインには先入観を持って見られていることに着目し、また違う視点でこのデザインを発案したことをコメント。コシノさんご自身も素敵な「浴衣」姿でイベントをアピールされました。

コシノさんご自身の襟元が赤だった以外、登壇された4人の姿は、ほとんど白と黒のみのシンプルな色彩感でしたが、その「浴衣」としてのデザインからは、まさに夏の着物といったイメージもあり「これを着てお祭りに出かけたくなる」という印象を抱かれる方も多くおられるのではないでしょうか。オリンピックまであと一年、日本文化を改めてアピールする動きも近年では盛り上がっている中で、その意味ではこのイベントも絶好の機会であるともいえます。この夏は家族連れ、カップル、その他様々に「浴衣」姿で浜離宮恩賜庭園に集まり、改めて日本の夏を満喫してみてはいかがでしょうか!

『浜離宮大江戸文化芸術祭2019』

 

期間:令和元年8月23日(金)〜25日(日)

場所:浜離宮恩賜庭園(東京都中央区浜離宮庭園1-1)

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