「マジか!」連発、大学祭のイメージをぶっ壊すインパクト! 埼玉工業大学「秋桜祭」

2017/10/16
GazinAirlines

 

室蘭工業大学、足利工業大学、東京工業大学、千葉工業大学、芝浦工業大学、大阪工業大学……。日本には「ナントカ工業大学」という名の大学が、いくつも存在するが、埼玉工業大学は、既存イメージをぶっ壊すインパクトがあった――。

 

埼玉県深谷市。JR高崎線と上越新幹線の線路の間にある、田畑に囲まれたのどかな地に、そのキャンパスはある。これから収穫をむかえる深谷ねぎの畑の向こうに、ロックの爆音が聞こえてくる。

 

地元・深谷市の人たちを中心に大盛り上がりの学園祭「秋桜祭」だ。その2日目の10月8日に現場へむかうと、思わず「マジか!」を連発しちゃうほどインパクトがあった。

 

現地で感じた「マジか!」を記す前に、埼玉工業大学のスペックをざっとまとめてみる。

 

埼玉工業大学の基本スペック

 

・ルーツは1903(明治36)年創立の東京商工学校

・フルネームは学校法人智香寺学園埼玉工業大学

・大正大学・淑徳大学と並ぶ浄土宗関東所在宗立宗門大学3校のひとつ

・学長は東大出身の工学博士・内山俊一氏

・理事長は智香寺住職・松川聖業氏

・「フカニャン」というマスコットキャラがいる

・学部は人間社会学部と工学部の2学部

 

人間社会学部は情報社会学科 経営システム専攻/メディア文化専攻、心理学科ビジネス心理専攻/臨床心理専)の2学科/4専攻

 

工学部は機械工学科 機械工学専攻/ロボティクス専攻、生命環境化学科 バイオ・環境科学専攻/応用化学専攻、情報システム学科 IT専攻/電気電子情報専攻の3学科/6専攻

 

埼工大ってどんな研究をしてるトコ?

そんな素朴なギモンに応えるエリアが、「SAIKOフェア」。このフロアでは、教員や学生が、「いま取り組む研究内容」「埼工大のアカデミックなトレンド」を一般来場者に紹介。記者が注目したのは、ネットワークコンピューティング研究室(前田太陽研究室)、そしてメディアデザイン研究室(檀上誠研究室)だ。

 

CGデザイン/実写合成が専門の檀上先生のコーナーでは、学生たちが昼めし中。男女が仲良くカレーをがっついている。「埼工大の特徴は、みんな仲がいいんですよ。大学のまわりに何もないからか、研究分野に没頭できる。だから、自分が学びたいと思った分野は、駅からも遠い静かな地で、仲間とワイワイやりながら学べるって感じ」と女子学生が教えてくれた。

 

そのほのぼのとした光景は、あのヤバイTシャツ屋さん「ウェイウェイ大学生」に出てくる、ウェイウェイなノリはない。以前に訪れた、アメリカの大学でよく見る学内の光景と笑い声が、あちこちにあった。

 

 

また、問題解決環境などが専門の前田先生のコーナーでは、いま猛威を振るうランサムウェア(身代金要求型ウィルス)の現状と対策について、来場者にレクチャー。「学園祭にこんなウィルスの話をしても……」と思っていたら、これが意外と人が集まって……。

 

「モニターで世界中のウィルスの動きを視覚化し、来場者に「感染しないためには」「感染した場合は」などを伝えている」と前田先生。前田先生から、学生たちの就職先を聞くと……大手通信会社やセキュリティ企業、あの鉄道会社も。予想外の名前に、ビビった。

 

中学生・高校生の「居心地いい場」に

そして、埼工大の学園祭「秋桜祭」で印象的だったのは、やたらと高校生の姿が多いこと。

 

二人の女子高生が、ひとりの名誉教授に、「ねえねえ先生、バスが来ないよ」とタメ語で話しかけているシーンに出くわした。女子高生を相手にしていたのは、埼工大名誉教授 特任客員教授で工学博士の井門俊治先生。

 

実は井門先生、この大学の高大連携・地域連携を推し進めるリーダー的存在で、今回のCGコンテストの実質的な責任者。同コンテストは、中学・高校・大学という壁を超えて、自分のCG作品の腕を試す場を提供。「とくに女子の参加が多いね。とんがった学生が、思い思いに描いて応募してくる。ウチの大学は、こうしたコンテストに応募してくるような、とんがった学生が集まってくる感じ。これは他の大学にはない学風かな」と井門先生。

 

「ねえねえ」と女子高生に聞かれた名誉教授は、「ちょっと待って、バスね」とフツーに対応。分け隔てなく、学びたいという人の居心地いい場が、ここにはある……と。

 

「寺フェス」も日本初開催

冒頭の埼玉工業大学基本スペックでも記したとおり、この大学は、大正大学・淑徳大学と並ぶ浄土宗関東所在宗立宗門大学3校のひとつ。

 

今回の「秋桜祭」では、学園祭初となる「寺フェス」も展開。会場を地獄エリアと極楽エリアに分け、「もっと仏教を身近に感じてもらおう」というねらい。

 

地獄では、入棺体験、脱衣婆(だつえば)、賽(さい)の河原、閻魔(えんま)、針のムシロといった、地獄への道で経るコト・モノなどを体験できる。

 

また極楽では、雅楽、仏教紙芝居、袈裟(けさ)・法衣(ほうえ)被着体験、写経・写仏、僧談処(そうだんじょ)などの体験コーナーを設けた。

 

今回は、大正大学の女子学生がディレクターとなり、3大学で仏教の体験空間を構成。工業系の大学らしく、脳波の瞑想状態を可視化する最先端な体験コーナーなどもあり、雅楽をBGMにモニターを見るという光景は、「へええええええ」が連発する初体験だった。

 

深谷ねぎ畑のなかにそびえる、文理融合型の大学施設。そのなかで行われる年に一度の祭りは、ロックあり、笑いあり、食あり、学びあり、仏教あり、年齢不問、サプライズいっぱいのフェスだった。

 

埼玉工業大学「秋桜祭」オフショット集

知能情報システム研究室(田中克明研究室)

アナログ集積回路研究室(吉澤浩和研究室)

学生サークル その1

学生サークル その2

大学内メインストリート

大学のマスコットキャラクター「フカニャン」もサプライズ登場

「寺フェス」内で開催された雅楽

「寺フェス」内で体験できる観想念仏体験「観音念仏体験 ZENAVIシステム」

 

(GazinAirlines)

 

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