今年は年明け早々に能登半島地震が起こりましたが、その被害の大きさに驚いたものです。同時に、「もし自分も突然の大地震に見舞われたら…」と想像して恐ろしくなったのではないでしょうか。
備えあれば憂いなし。防災グッズを見直しておきましょう。
いざ、というときに慌てて何かを準備するのではなく、日常生活の中で普段から災害時の非常用品を備えるのがおすすめ。ライフスタイルグッズとして手に取りたい、防災グッズを紹介します。
■アートなのに防災トイレ!?部屋に飾りながら備えられる「sonae 備絵」
「【SPECIAL FEATURE:LOVE】NIPPON/千原徹也」44,000円(税込)
大地震や津波などの災害時には、上下水道がストップしてしまい、炊事はもちろん、トイレの水も流せなくなります。避難所の仮設トイレも多くの人が利用しますし、自宅で被災した場合にはいちいち外出しなければならないのはつらいもの。
しかも災害時は、公衆トイレに排泄物を廃棄する人が後を絶たず、床にも便器も排泄物が溢れるという惨状になることもあるそうです。そんな状況に備え、災害時トイレを各人で準備しておくのが今後の常識になりそうです。
災害時トイレをただ防災リュックの中に入れておくのではなく、絵画のフレームの中に忍ばせておくことができるのが、この「sonae 備絵」。絵画のフレームに「災害時トイレキット」30回分が収納されているんです。1日5回トイレに行くと仮定し、1人で約6日、人で約3日分なので、災害直後の自宅避難期間をなんとか持ち堪えられるのでは?
アート作品そのものにもこだわりが。昨年12月には人気アートディレクターで映画監督でもある千原徹也さんの作品が登場し、話題を呼んでいます。
「10歳の子供と、僕で書いた富士山です。富士山から湧き出る不思議なパワーは、見るたびにこの世界を守りたいと思わされます。親子で描いたのは、平和を未来へ受け継ぐ意味を込めています。」(千原さん)
この富士山の絵を眺めていれば、被災時もパワーが湧いてきそうですね。
■防災知識を遊びながら学べるボードゲーム「INCASE」
「INCASE」3,278円(税込)編集部調べ
防災に関する知識を気軽に知れるWEBメディア「SAIGAI JOURNAL」と、災害ボランティア の受け入れを簡略化する「スマレプ」を提供する株式会社Tech Designが手がけた「INCASE」は、対象年齢5歳以上、プレイ時間10分、プレイ人数2−5人の遊んで学ぶ防災ボードゲームです。
防災と言われても「何をすればいいかわからない」という人でも、INCASEで防災の最低限の知識を学ぶことができるとのこと。
ルールも簡単でデザイン性も高いので、思わず遊びたくなります。
カードをめくり備蓄アイテムを集めながらゲームが展開。災害発生カードが出たときは誰よりも早く正しい行動を。備蓄アイテムを集めたり、災害対応を早くできた人はポイントゲットできます。
災害が発生してしまうと備蓄アイテムが取れないなど、ハードルもあるのでハラハラドキドキして楽しめそうです。
■「災害そなえトランプ」で繰り返し遊べば覚えちゃう!
画像出典:ビバリー公式サイト(https://www.be-en.co.jp/products/detail/3930)
「災害そなえトランプ」1,100円(税込)編集部調べ
続いては、おなじみのトランプ。何気なく普通にトランプとして遊びながらも、「どうやって備えればいいの?」といった疑問を解決してくれる、ビバリーの「災害そなえトランプ」です。
例えば、家具の固定方法を図解でわかりやすく示してくれたり、あかり備蓄の新常識や必要な防災トイレの数、1日に必要な飲料水の量といった知識がイラストと共に描かれていたりと、思わず見入ってしまいます。
トランプでおなじみのババ抜きのターン待ちなどの間に勉強できるので、何度も遊ぶうちに、備えの知識が万全になりそう!
遊んでいるうちに学べて、あとは実際の備えをすればOKなのは良いですね。
いかがでしたか? これらの防災グッズなら、楽しく備えられそう!
さあ、この機会に、ぜひ楽しく備えをはじめましょう。