安全に3億円へ!個人投資家ならではのヘムさんの戦略

2024/04/05
マガジンサミット編集部

前回ご紹介したヘムさんの投資手法についての記事が大変好評で、編集部内でも話題沸騰中です。この機会に、株式投資に情熱を注ぐライターと協力し、ヘムさんの投資法についてさらに深く掘り下げてみることにしました。

ヘムさんは、27年にも及ぶ豊富な投資経験を持ち、X(旧Twitter)で2万人を超えるフォロワーに支持されている大人気インフルエンサー。 主に日本の個別株投資をメインとするバリュー株投資家で、現在の資産額は3億円を突破しています。

目指す成績はインデックス投資以上!ライバルはプロ?

新NISAが始まり、はや数ヶ月。多くの人が投資の世界に参加するようになりました。 安全なリターンを求めることから、インデックス投資、特に全世界株式(オルカン)や、米国株式(S&P500)といったファンドが人気を集めているようです。一般的に、インデックス投資はその安定性から多くの個人投資家に推奨されてきました。

しかし、ヘムさんは、この「普通の成果」に満足せず、市場平均を超える年間10%の高利回りを目指しています。

この目標を果たすためには、市場の90%を占めるプロの投資家たちと競争し、そのプロの投資家たちの成績を上回らなければなりません。 考えてみてください。 もしも市場に100人の参加者がいるとしたら、そのうちの90人はプロの投資家です。

インデックス投資の成果を超えるということは、プロの投資家たちがしのぎを削るこの激しい競争の中で、上位50位以内を目指すということになるのです。

一見不可能に思えるかもしれませんが、ヘムさんは、個人投資家だから取れるアプローチがあると言い、実際に成果を上げています。 それは一体、どのような手法なのでしょうか?

石橋を叩いて渡るヘムさん流「安全第一な投資戦略」とは?

ヘムさんは、投資の世界でプロたちと肩を並べ、インデックス投資を凌駕する成果を実現しています。

これだけを聞くと、多くの人がヘムさんを大胆不敵なリスクテイカーだと想像するかもしれません。 しかし、実際に彼と話してみると意外な一面が垣間見え、想像とは全く異なる印象を受けました。

「私は本質的に安全を求めるタイプで、どちらかと言うと慎重派です」とヘムさんは語ります。 自らを「慎重派」と語るヘムさんは、自分にとって最適な投資方法を模索し続けました。そして辿り着いた結論は、「期待値1以上を積み重ねる」というシンプルながらも効果的なアプローチ方法でした。

この手法は、「不確実な市場でも確実に安定した成果を求めたい」というヘムさんの慎重な姿勢を反映しているといえます。

ヘムさんが具体的に選んだ戦略はこの二つ。リスクを最小限に抑えつつも勝率が高い戦略といえます。

◼︎小型割安株への投資

◼︎増配狙い投資

この二つの投資手法は、単に金銭的なリターンが追求できるだけではありません。 比較的安全な手法であり、心理的な負担も少なくて済むという深い思慮に基づいた戦略といえます。

この二つの戦略により、ヘムさんは多くの投資家が直面する心理的な壁を乗り越え、驚異の「総資産3億円越え」を成し遂げました。 ヘムさん流投資の哲学は、次のとおり。

「投資判断は勝算の高い『事実』に基づくべきだ」という信念です。 それでは、これらの戦略を具体的に掘り下げてみましょう。

ヘムさん流投資術 その① 小型割安株投資

投資の世界では、様々な戦略がありますが、ヘムさんがあげる「小型割安株投資」は特に注目すべき手法のひとつ。この方法は、大手企業ではなく、市場の中にある比較的小さな会社の株を買うことに注目しています。

「小さい会社の株なんて、なんだかリスクが高そう…」と思うかもしれませんが、じつは大きなチャンスが隠されているのです。

なぜ小型株にチャンスがあるの?

大企業の株は、プロの投資家や市場の専門家たちによって日々分析されています。これらの株は情報が豊富で、市場価格も適正に保たれがち。しかし、それでは「お得感」を見つける余地は少ないのです。一方で、小型株はそれほど注目されていないため、価値ある株を安く手に入れられるチャンスがあります。

お得な株がある理由

運用額の大きいプロは、小型株の買付けを行うのが難しいという事情があります。

自身の売買が株価に与える影響が大きすぎるためです。 小型株は情報が少なく参加者が限られているため、適正価格から逸脱したミスプライスが発生しやすく、玉石混交になりやすいといえます。小型割安株への投資は、このミスプライスされた割安株を見つけることにほかなりません。

ヘムさんは、この手法を使って過去6年間で市場平均(TOPIX)を大きく上回る成績を収めています。300以上の小型株に分散投資しながら、TOPIXを60%以上上回る成果を出したのです!

これは、個人投資家が有利に動ける「市場の盲点」を見抜き、見過ごされがちな小型株から大きな価値を引き出した結果といえるでしょう。

ヘムさん流投資術 その② 増配狙い投資

もう一つの手法「増配狙い投資」とは、企業が配当金を増やしていくことを見込んで投資する方法です。配当金とは、企業が利益の一部を株主に還元するお金のこと。増配とは、企業が前年度よりも多くの配当を支払うことを指します。

では、なぜ増配狙いで投資するのが良いのでしょうか?

なぜ増配狙い投資が注目されるのか?

企業が配当を増やすということは、その企業が安定した利益を上げているか、あるいは将来的に利益が増えると予想されている証拠です。そしてそのような企業は、株主への還元を重視する姿勢を持っているといえます。

一方で、投資家は安定した収益を生み出す企業に投資をしたいと願います。増配企業への投資は、投資家たちがそうした「株主へ適正な還元を重視する姿勢を持つ企業」との長期的なパートナーシップを築けるという点で魅力的です。

増配は神

増配は企業の安定性と成長性の証であるため、市場がこれを見逃すことはありません。結果的に株価は将来上昇すると見込めます。 例えば、購入時点での配当利回りが3.5%でも、年間増配率9%の場合、8年後には配当が2倍になり、株価もそれに伴って上昇することになります。

増配狙い投資のイメージと効果

購入時点の配当利回り

例えば、もし投資した企業の配当利回りが最初3.5%だったとしても、年間で配当が9%ずつ増えると、8年後には配当収入が2倍になります。この増加は株価にも反映され、投資の価値を高めます。 このシナリオでは、仮に株価が同じであれば配当利回りは7%に増加するということになります。

市場の反応

実際には、利回りが7%になることはありません。 市場は高い増配率を維持する株を放置しないからです。 株価は自然と上昇し、配当利回りは購入時点に戻ると考えられます。

結果として、8年後には株価が2倍になり、投資家の利益は受取配当、配当再投資などを合わせると約2.5倍になります。

配当成長で見る企業の将来性

増配狙い投資の鍵は、実際に長期間にわたって年間9%以上の増配が実現可能かどうかにあります。ヘムさんのポートフォリオを見ると、前期は約16%、今期は現時点で約13%の増配率が期待されています。

今期の増配率は若干落ちてますが、これは多くの企業が決算発表時に増配を発表するためで、今期の増配率も最終的には前期並みになる事が見込まれます。 特筆すべきは、ヘムさんのポートフォリオが200銘柄以上に及ぶ広範な分散を実現している点です。

これほど広範な分散を行ったポートフォリオで増配率が16%を維持しているのは、増配を重視した銘柄選択が有効に機能していることを示しています。また分散によるリスク低減効果がある事も見逃せません。ここでもヘムさん流の安全性を重視した考えが現れています。

投資家にとって無視できない罠!「為替リスク」を回避するために

今日では多くの人が海外株投資の魅力に気づき始め、特に米国株は人気を集めるようになりました。例えばアメリカの株式市場で、「S&P500」指数の過去10年間の成績は、他の多くの投資成績を上回るパフォーマンスを示しています。

しかし、海外株投資には大きな課題が存在します。それが「為替リスク」です。 「為替リスク」は、海外の資産や通貨で得た利益を、自国通貨に換算する際に受ける「為替レートの影響」のことを指します。

しかし、ヘムさんの投資戦略では、このような為替リスクの心配はありません。なぜならヘムさんの投資手法では、主に日本株を扱っているからです。

投資先を日本株に特化することで、為替レートの変動から直接的な影響を受けることなく、資産を成長させることが可能となります。 為替を読むのは難しいのですが、かといって円高になる可能性も無視できません。ヘムさんは、主力を日本の個別株投資に置きつつも、資産の約10%で海外株投資をしています。

同じように個人投資家の皆さんも、海外株投資をすることは決して悪いことではありません。ただ注意すべきこととしてヘムさんが話すのは、リーマンショックのような大暴落時についてです。暴落時には株価暴落と円高がセットで襲いかかり、円ベースでは資産が半値になるようなこともあるとのこと。

そうしたリスクについて、私たちは常に頭に入れておかなくてはなりません。 以上のことからも、海外投資と日本株投資では、例え年間リターンが同じであっても、安全性が異なり、その価値は違うのだとヘムさんは言います。

心理的な負担を最小限に抑える、安全第一の投資法

2013年のアベノミクス開始以来、株式市場は長期間にわたり上昇トレンドを維持してきました。 ヘムさんは現在の投資家の多くが、自分自身のリスク許容度を把握していないのではないかと懸念しています。

一般に「個人投資家の8割は負ける」と言われる背景には、リスクの取り方を誤って暴落時に慌てて売却することで、市場から退場している投資家の姿があります。 株式投資で絶対に避けるべきは、皆がこぞって売り急ぐときに、自分も投げ売りすることです。

ヘムさんは、X(旧Twitter)で投資家の動向を見て、もしもリーマンショックのような大きな危機が再び訪れたら、多くの投資家が市場を去ることになるだろうと予想しています。 特に、ITショックやリーマンショックのような暴落を経験していない投資家は、投資のリスクを十分に理解していない可能性があります。

投資は「99勝1敗」でもその1敗で全てが終わる

投資は、たった一度の大きな失敗で全てを失う可能性があることをヘムさんは強調します。

このため、彼は石橋を渡るような投資手法を採用し、安全性を最優先に考えています。

「小型割安株投資」と「増配株投資」で作るセーフティネット

ヘムさんの選ぶ「小型割安株投資」と「増配株投資」は、市場が暴落した際の下落幅が比較的小さいという特徴があります。 実際のデータや、ヘムさんの過去の成績によれば、これらの戦略を用いた投資ポートフォリオは、日経平均やTOPIXと比較して70%〜80%の下落率に留まります。

このように、ヘムさんは割安株への投資でリスクを減らし、分散投資でポートフォリオの安定性を高め、小型割安株や増配株の特性を活かして暴落からも守りを固めます。 その結果、心理的な安心感を持ちつつ、長期にわたって市場平均を上回る成績を出し続けることができるのです。

決して「運ゲー」ではない!「勝つべくして勝つ投資術」その実現の秘策とは?

ヘムさんは、自身の投資手法が多くの人にとって再現性が高く、なおかつ安全性も高い「勝つべくして勝つ投資」であると述べています。 リスクを管理しつつ期待リターンを実現するために、ヘムさんは、いろんな銘柄に資金を分けて投資する「分散投資」を大切にしています。多くの投資先に分けることで、一つがダメでも他でカバーできるわけです。

以下のように、分散を図り特定企業や特定業種に偏るリスクを減らしながら、目標とする年利8〜12%の高いリターンを追求しています。これだけ広く分散することで、リターンが投資の効率性に基づく価値へと収束するよう設計されています。これは、成功が「運」に左右されないようにするための工夫です。

ヘムさんは、この方法で運任せにしない、堅実な成果を目指しています。 彼いわく、「期待値1以上のサイコロゲームで、サイコロを数多く振る」ことが、成功の秘訣だそうです。

まとめ

ヘムさん流の投資は、「小型割安株投資」と「増配狙い投資」に焦点を当て、市場で見過ごされがちな価値ある投資機会を見つけ出すことを目指します。

この手法により、ヘムさんはインデックス投資の限界を超えるリターンを実現し、多くの個人投資家に新たな可能性を示しています。あなたもヘムさんの手法を通じて、投資における新たな可能性を探求してみてはいかがでしょうか。 ヘムさん流の投資法は、X(旧Twitter)やブログで無料公開されています。ぜひご覧ください。

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