人気作家の意外な共通点。絵本界の筑波大トリオとは何者なのか

2017/06/08
N田 N昌

古くは“花の中三トリオ”、“たのきんトリオ”、最近では、一人なのに“大橋トリオ”など、様々なトリオが誕生しておりますが、実は今、絵本界で注目されているのが“筑波大トリオ”でございます。いったい、どんな3人なのか……

 

 

3人の共通点は、大人に人気が高いこと。最近、大きな注目を集めていること。

 

そして、絵本を読んだ大人が、「こんな絵本、見たことがない!」という感想を持つ点でございます。切り口というかアイデアが、これまでの絵本と一味違うのでございます。

 

そんな筑波大トリオ。まずはこのお方からご紹介!

 

 

個性的なイラストでもお馴染みのヨシタケシンスケ様。今年発表された「第9回 MOE 絵本屋さん大賞2016」で、「もうぬげない」が1位、「このあと、どうしちゃおう」は第2位を受賞されております。

 

さらに、ヨシタケ様は絵本デビューから3年半で、3度目の大賞受賞でございます。今、一番売れている絵本作家さんと言ってもいいのではないでしょうか。そんなヨシタケ様は、筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース、ご卒業でございます。

 

二人目は、このお方!

ベストセラーの「100かいだてのいえ」「ちか100かいだてのいえ」でもお馴染み、いわいとしお様。

 

いわい様は、絵本作家でもありますが、肩書は、なんと「現代の魔法使い」こと、落合陽一様と同じメディアアーティストでございます。聞くところによると、いわい様がメディアアーティストの元祖だとか。そんないわい様も筑波大学大学院芸術研究科総合造形コースをご卒業。

 

ちなみに、落合様も現在、筑波大学大学院助をされており、大学でデジタルネイチャー研究室を持っておられます。

 

3人目は、このお方!

 

福音館書店から2014年に発売された「かがみのえほん」シリーズで絵本作家デビュー、一躍注目を集めた わたなべちなつ様。

 

デビュー作でもある「ふしぎなにじ」「きょうのおやつ」は2冊とも初版刷りが、わずか1か月で完売。その後も絵本としては異例のスピードで重版を重ねております。そんなわたなべ様も、筑波大学芸術専門学群を卒業されております。

 

御三方とも、大人におすすめの絵本作家様です。また、クリエイティブなお仕事をされている方にも、とても刺激的な絵本だと思いますので、是非、一度、ご体験くださいませ。

(文:NN昌)

 

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N田 N昌
この記事を書いた人

N田 N昌

放送作家・ナンセンス絵本マニア 「有田とマツコと男と女」「レゴニンジャゴー(アニメ)」 「天才テレビくんMAX」「小島慶子のオールナイトニッポンGOLD」 など、テレビ・ラジオ番組の構成脚本を担当。

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