“バレエ界の至宝”上野水香が湖畔ステージで名作に挑む!「風景そのものが舞台装置」という特別体験

2025/06/16
佐藤 勇馬

2025年10⽉に開催される「さがみ湖野外バレエフェスティバル2025」にて、日本を代表するバレエダンサーの上野水香さんが、神奈川県主催公演「ジゼル」全2幕の主演を務めることが決定。6月11日に黒岩祐治・神奈川県知事との共同発表会見が執り行われ、そこで語られたコメントが到着しました。

■バレエ界を牽引するトップダンサーが古典の名作に挑む

相模原市緑区の相模湖地域はバレエを中⼼とした芸術・⽂化のまちづくりに取り組んでおり、その一環として県立相模湖公園に野外特設ステージを設置。日本では他で見ることのできない湖畔の野外ステージでのバレエ公演を開催します。上野水香さんは、10⽉18日に上演される「ジゼル」の主演を務めます。

※photo by Kiyonori Hasegawa 東京バレエ団「ジゼル」舞台写真より

上野水香さんは、20世紀を代表する世界的振付家の故モーリス・ベジャール氏の直接指導を受け、日本人女性として初めて「ボレロ」を踊ることを許されたことでも知られ、彼女にとって今回は2025年3⽉に神奈川県民ホールにて行われた自身のプロデュース公演「Jewels from MIZUKA 2025」に続く神奈川県主催公演での主演。

東京バレエ団でゲスト・プリンシパルという新たな地位で現役バレエダンサーとして踊り続け、舞踊40年を超えるキャリアでさらなる進化、深化を続ける彼女は公演への出演依頼が途切れることなく、その人気と実力の高さは、まさに彼女が現在のバレエ界を牽引する存在であることを象徴しています。

■上野水香さんコメント

「『Jewels from MIZUKA 2025』に続き、神奈川県主催の舞台に立たせていただくという機会をいただき、大変光栄です。野外公演は室内では感じられない肌感覚で、特別な気持ちになります。外の空気を直接感じることで開放的で気持ちよく踊れます。『ジゼル』は古典バレエの名作で大好きな作品。2幕でのこの世のものでなくなり、精霊となったジゼルのシーンは、きっと野外にピッタリなのではと感じています。いまの自分にしかできないジゼルを演じ、踊れたらと願っています。
風景そのものが舞台装置という壮大で豪華なステージ。室内では感じられない感覚をみなさんに体感してほしいと思っています」

■黒岩祐治神奈川県知事コメント

「『さがみ湖野外バレエフェスティバル2025』が県立相模湖公園野外特設ステージで開催されます。このフェスティバルの中で、県主催のバレエ公演を実施します。プログラムはクラシックバレエの名作「ジゼル」。上野水香さんと厚地康雄さん、他にも、国内外の第一線で活躍されるダンサーの皆様にご出演いただく予定です。
美しい相模湖を背景に行われるバレエ公演は、湖面にきらめく光と、自然に包まれた開放的な空間が、ダンサーたちの優雅な舞をより一層引き立て、湖畔のそよ風と共に、幻想的なバレエが繰り広げられます」

上野水香さんが主演する神奈川県主催公演「ジゼル」は、神奈川県立相模湖公園野外特設ステージで開催される「さがみ湖野外バレエフェスティバル2025」にて、10月18日に上演されます。チケット販売については後日に決定次第発表されます。

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この記事を書いた人

佐藤 勇馬

新宿・大久保在住のフリーライター。個人ニュースサイト運営中の2004年ごろに商業誌にスカウトされて以来、芸能、事件、ネットの話題、サブカル、漫画、プロレスなど幅広い分野で記事や書籍を執筆。著書に「ケータイ廃人」(データハウス)「新潟あるある」(TOブックス)など。 Twitter:ローリングクレイドル

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