伝統文化「ひろしま神楽」の魅力発信プロジェクトが始動 堂珍嘉邦が公式アンバサダーに就任

2022/02/17
佐藤 勇馬

広島県の若手神楽団員が集まり、新しい視点から神楽の魅力を発信し、現役神楽団員同士の繋がりを深めることなどを目的とした「NEXT ひろしま神楽プロジェクト」が、2月10日より始動しました。

「NEXT ひろしま神楽プロジェクト」特設ホームページ
https://next-hiroshimakagura.com

約300の神楽団が活動し、全国有数の神楽どころとして知られている広島県。しかし、コロナ禍で神楽団員のモチベーションの低下や、神楽団の運営資金不足などの問題が発生し、存続の危機に直面しています。この状況を打破するため、若手を中心とした現役の神楽団員によって「NEXTひろしま神楽プロジェクト」が発足しました。

同プロジェクトは、映像制作やアニメーション、YouTubeといった映像コンテンツやSNSを活用することで、これまでにない新たな視点でひろしま神楽の魅力を発信し、神楽団同士の繋がりを深めていくことも目的としています。

また、同プロジェクトでは地元ゆかりの著名人を起用。CHEMISTRYの堂珍嘉邦がプロジェクトの公式アンバサダーに就任するとともに、角川春樹小説賞受賞作家の稲田幸久氏に新作演目の脚本を依頼しています。

さらに、安芸高田市の施設「神楽門前湯治村」の定期公演で配布中の神楽演目のあらすじを写真や4コマ漫画を用いることで、分かりやすく、読みやすくリニューアルするなどの施策も行っています。

同プロジェクトについて、公式アンバサダーの堂珍は「とても長い歴史があり、たくさんの人が受け継いできたひろしま神楽。この度、自分も関わることができ本当に嬉しく思います。 そして、時代がどんどん変わっていく中で、逆に変わらない伝統文化を守っていく若者の皆さまがいて、今回の新しいプロジェクトのように、新しいチャレンジをしていく意気込みに非常に感銘を受けています」とコメント。

続けて「自分自身もひろしま神楽というものをより深く学んでいきながら、その魅力を皆さまにお届けできればいいなと思います。そういった活動を通じて、ひろしま神楽が広島のみならず日本中の皆さまに愛されるように、そして世界中の皆さまにも広く知っていただければ本当に素晴らしいなと思います」と抱負を語っています。

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佐藤 勇馬
この記事を書いた人

佐藤 勇馬

新宿・大久保在住のフリーライター。個人ニュースサイト運営中の2004年ごろに商業誌にスカウトされて以来、芸能、事件、ネットの話題、サブカル、漫画、プロレスなど幅広い分野で記事や書籍を執筆。著書に「ケータイ廃人」(データハウス)「新潟あるある」(TOブックス)など。 Twitter:ローリングクレイドル

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