繊細な純愛を描いた大石圭の同名小説を映像化した映画『殺人鬼を飼う女』が4月12日より公開。
すでに、大胆なエロティック描写が公開前から話題になっている本作。一体、どんな作品になっているのか、ご紹介します!!
リミッターを外し、タブーに挑戦!!
そもそも本作は、閉塞気味の映画界で「リミッターを外せ!」を合言葉にし、あえてタブーな題材でクリエイター達の感性と才能を爆発させた“ジャンル映画”を発信していくプロジェクト「ハイテンション・ムービー・プロジェクト」第一弾作品。
メガホンを取るのは、映画『リング』や『スマホを落としただけなのに』を大ヒットさせ、日活ロマンポルノ45周年記念した「ロマンポルノ・リブート・プロジェクト」作品の『ホワイトリリー』や「リング」シリーズの最新作『貞子』の公開を控えたJホラー(ジャパニーズホラー)代表格の中田秀夫 監督。
中田監督は、ロマンポルノの現場で培ったエロティック描写とJホラーによる恐怖演出のコラボ技を発揮!!全く先の読めない観客を翻弄するサスペンス劇を濃厚なエロティック描写で見せていきます!!
4人の女優が一人の女性を演じる?!
ビストロでギャルソンとして働くキョウコ。幼い頃、父から受け続けた性的虐待により、多重人格(解離性同一性障害)になってしまったんです。
主人公には、主人格以外にキョウコを愛するレズビアンの直美、ビッチなゆかり、小学生のままのハル……と4人の人格が共存しているんです。彼女たちは互いに情報共有。日常に支障が出ないように生きているのです。
そんな日常が、マンションの隣に憧れの小説家が住んでいる事が発覚。距離が縮まるにつれて、他の人格たちが暴走していきます!!
この難し過ぎるキャラクターを、4人の女優が各人格を担当。4人で一人の女性を演じるというトリッキーな設定になっているのです!!それぞれミステリアスかつ官能的に演じ分けています!!
大胆な役どころを演じた女優陣は?!
さまざまな人格を持つ主人公キョウコ役は、中田監督の『ホワイトリリー』でのヒロイン役やドラマ出演も合わせると3度目のタッグとなる飛鳥凛。レズビアンで主人公を愛する人格の直美役は大島正華。色気ムンムンで自由奔放でビッチな別人格ゆかり役を演じるのは松山愛里。唯一の子供の人格であるハル役を中谷仁美。
タイトルにもある通り、ある殺人事件が起こるのですが、どの人格も謎だらけ。どこまで本音で話しているのか解らないという多重人格版『羅生門』な展開に!!
「4Pシーンに初挑戦という事で……これが意外と難しかった」
先日行われた同作の完成披露試写会(記事はコチラ)にて中田監督は、「日活ロマンポルノの助監督時代3Pまでやった事があるけれど、今回4Pシーンに初挑戦という事で……これが意外と難しかったんですが、このシーンの撮影時はテンションを上げてやりましたね」と“濡れ場シーン”への本気度を熱く語っていました。そのシーンが、どのようになっているかは、ここではとても書けません。ですが、細かい体の部位を少しずつ、徐々に全体の体位を見せていく演出が、メチャクチャにエロいシーンになっている事だけお伝えしておきます。
映画『殺人気を飼う女』は、4月12日(金)よりテアトル新宿/池袋シネマ・ロサ ほか全国ロードショー です。
(C)2019「殺人鬼を飼う女」製作委員会
ギボ・ログ★★★☆☆
映画『殺人鬼を飼う女』
出演:飛鳥凛 /水橋研二/大島正華
松山愛里 中谷仁美 / 根岸季衣
監督:中田秀夫
原作:大石圭「殺人鬼を飼う女」(角川ホラー文庫)
脚本:吉田香織
音楽:坂本秀一
製作:KADOKAWA ハピネット
制作:プロダクション ツインズジャパン
配給:KADOKAWA
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