現在、公開中の映画『未来のミライ』。みなさん、ご存知、『サマーウォーズ』や『おおかみこどもの雨と雪』、『バケモノの子』など大ヒットアニメ映画を連発している細田守監督の新作。
女子供の為のヒューマン映画かと思いきや、実は大人こそグッときてしまうファンタジー映画なんです。どこがグッとくるポイントなのか、ご紹介!!
赤ちゃん返りが旅の始まり
主人公は4歳の男の子=くんちゃん。今までは両親の愛を一身に受けて生活してたのに、ある日、両親が妹=ミライちゃんを連れて帰ってきます。ミライちゃんに対してジェラシーの爆発のくんちゃん!!両親に反発して庭へ出ると、そこにはセーラー服姿の知らない女の子が!!
なんと、その女の子が未来のミライちゃんなんです!!
また別の日には、部屋を散らかして、お母さんに怒られたくんちゃん。案の定、庭へ飛び出すと知らない街へトリップ!!そこには、同じ歳くらいの女の子が!!それは、子供時代のお母さんなんです!!さらに別の日には、終戦直後へタイムスリップ!!まだ若い頃の曾祖父ちゃんに出会ったり!!
……とそんな調子で、未来や過去へタイムスリップし、様々な形で一族の歴史を垣間見る訳です。なぜ、そんな事になったのか……というミステリーを残しつつ、4歳のくんちゃんも心情の変化が!!
ジャンル無双な細田守版『火の鳥』
そうなんです!!男の子の成長物語でありながら、SFでもあり、ヒューマンドラマと思ったら、ファンタジーでもある!!ジャンル無双な細田守版『火の鳥』的な歴史絵巻物が展開されるんです!
そこには、男の子から元男の子までが思わずホロッとさせられる男のロマンが随所に隠されてる訳です!特に、特攻作戦で生き残った曾祖父ちゃんとバイクに乗るシーンは感涙です!
そろそろ公開も終わってしまうので、劇場へ駆け込む事をオススメします!
Ⓒスタジオ地図