あの「恋するフォーチュンクッキー」MV生みの親がとんでもない問題作を全部さらけ出し女優と作っちゃった!

2018/12/05
石井隼人

これから始まる賞レースで、確実に名前が挙がるであろう女優がいます。趣里です。それは4日に都内で行われた映画『生きてるだけで、愛。』ティーチインイベントでのこと。主演女優であり、本作ですべてをさらけ出した趣里が、本作で尋常ならざる才気を発した関根光才監督と参加しました。 

本作は本谷有希子氏による芥川賞・三島賞候補作小説を、趣里、菅田将暉、仲里依紗、石橋静河、西田尚美ら演技派陣総出演で映画化したもの。精神的に不安定な無職の寧子(趣里)と、ゴシップ誌編集者で恋人の津奈木(菅田)との報われない愛を切々と描いております。

公開後の反響について趣里は「Twitterでメッセージをくれたり、お手紙をいただいたり、私も寧子に共感する部分がある人なので、この気持ちは私だけじゃないんだ!と勇気をもらって感謝の気持ちでいっぱい。たくさんの素敵な言葉をいただいて…頑張って生きていて良かったという気持ちにまでなった」と代表作と自負。

関根監督はこれが長編劇映画監督デビューだが、広告業界では超有名ディレクター。AKB48の大ヒット曲「恋するフォーチュンクッキー」MVも関根監督の手によるものだ!才能ある人というのは、どこにいようとも光り輝くもの。『生きてるだけで、愛。』では、新藤兼人賞銀賞を受賞。当然といえば当然だの結果だ。それくらい本作の仕上がりはすさまじい。同じ時期に公開されたドキュメンタリー『太陽の塔』も高評価!当然といえば当然だの結果だ!

関根監督は「賛否あるだろうと思っていた中で、共感してくださる方が多くて、驚いたと同時にこの映画を作って良かったと思うし、諦めないで良かったと思った」とシミジミ。「ずっと映画をやりたいという気持ちがあったので、スタートラインに立ったという気持ち。沢山の反応をいただき、また趣里さんの演技を見てくれて評価していただけているのが、自分の中で大きなこと」と心底嬉しそうだ。いち早く長編映画第2作目を作ってほしいと切に願う。

最後に趣里は泣かせることを言ったぜ。「生きづらいと感じることが多いそんなときに、映画や舞台などのエンターテインメントに触れて、ワクワクするような気持ちになることがある。自分も誰かに寄り添っていたいという気持ちがあって、お芝居を頑張ろうと決心したけれど、この映画によってその気持ちに立ち返れた」と女優として原点回帰。「さらけ出すというチャレンジもできて、私もここから頑張っていかなければいけない」とさらなる飛躍を誓ったぞ。頑張れ!君ならできる!

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石井隼人

映画好きエンタメ系フリーライター。「来るもの拒まず平身低頭崖っぷち」を座右の銘に、映画・音楽・芸能・テレビ番組などジャンル選ばず取材の日々。ありがたいことに映画作品のパンフレット執筆、オフィシャルライター&カメラマンを拝命されたり、舞台挨拶の司会をしたり…何でもやります!

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