【突撃取材】平均年齢44歳の「おやじスケートボードチーム」を取材してわかったこと

2016/07/21
放送作家 小嶋勝美

ハチ「フィルミングして、作品を作り上げること。僕らはあと何10年もスケート出来るってワケではないので。

あと、オヤジのコンテストを開催すること。今、大人のコンテストっていうと25才以上なんですよ。やっぱり25とは戦えないですよ!オレは優勝しましたけどね(笑)若い奴らには「なめんなよ」と(笑)

 

さらにオヤジスケーターたちでいい映像が撮れたら送ってもらって、うちらのFacebookなどでアップしたりして応援していきたいなと。全国のオヤジを奮い立たせていきたいですね。」

 

ショーヘイ「今SNS見てても若いスケーターしか見ないんですよ、なのであえてそこは40才以上の映像を見せていけたらなと。」

 

新井「自分たちが動画を上げていくことで“40代でもこんな事が出来る”って伝えていきたい。若いスケーターが階段飛んでいる映像もいいけど、40代なりにこんなことが出来るんだって見せていきたいんです。」

 

―― オヤジステッカーに込められた意味は?

 

ショーヘイ「チームのステッカー作っても意味ないと思ったんですよ。そこでマタニティマークみたいな感じで“オヤジ同士繋がろうよ”って感じで拡散するといいなという思いで作りました。初心者でもどんどん輪が広がって話しかけてくれたら嬉しいですね。」

 

―― 全国でくすぶっているオヤジスケーターに一言お願いします

 

ショーヘイ「とりあえず滑っちゃいなよ」

 

秋庭「戻ってこいよ」

 

石塚「オヤジスケーター皆優しいよ」

 

ゲン「R40超えてから(が楽しいよ)!」

 

ハチ「スケーター寿命は俺らがガンっと上げていきます!」

 

新井「若い子は一度やめちゃってもまた戻って来ればいいし、同世代はまだ始められるって思ってくれたらすごく嬉しい。」

 

忘れらないスケートボード

 

彼らの職業を聞いて正直、普段彼らが仕事をしている姿が想像できなかった。一体どんな顔をして仕事をしているのだろうか? 真面目な顔をしているのだろうか?しかしスケートボードをしている時はみんな同じ表情をしている。

 

スケートボードが彼らみんなを一つにしている。

 

筆者のスケートボードの始まりは高校生の頃、夏休みに家の前の坂道で二人の先輩が滑っていた所を仲間に入れてもらったのがきっかけだった。真夏にも関わらず昼間から毎日三人でその場所に集まっていた。毎日朝から晩までスケートボードをしてバカ話をして笑っていた。

 

そんな毎日がずっと続くと思っていた。しかしどんな人にも経験があるように三人はバラバラになり今はもう会う事もない。

 

彼らを見ているとそんなことを思い出す。オヤジスケートの醍醐味は“あの頃の楽しい”を“今も味わえる”事なのだろう。

 

ともかく、スケートボードが「かっこいいと言われるおじさんの趣味10選」に入るか否かは彼らの今後の活躍にかかっているのかもしれない。

 

Psycho Minority Skates フェイスブックページ

https://www.facebook.com/Psycho-Minority-Skates-571832636353344/

 

 

< 取材・文 / 放送作家 小嶋勝美 >

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この記事を書いた人

放送作家 小嶋勝美

お笑い芸人として活動後、放送作家に転身。 スポーツ番組やバラエティ番組などに携わる傍ら、20年以上続けている大好きなスケートボードのライターとしても活動。 コンテスト記事の他、スケボーの情報や面白い発見を伝えていくと共に、スケートボードが持つ素晴らしさを多くの人に広めていきたいと思っています

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