古河機械金属が女子高生と恋愛中。機械萌えを超えた「ロックドリル」のセクシー動画

2017/09/07
マガジンサミット編集部

非鉄金属・産業機械の大手メーカー、古河機械金属(FKK)のPR動画「FKKラブストーリー」の第二弾「ロックドリル編」が配信されている。第一段では、古河機械金属が誇る車両搭載型「ユニッククレーン」が登場し、とある女子高生と切ないラブストーリーを展開させた。

 

 

 

第二弾に登場の「ロックドリル」は、主にトンネル工事などで岩盤などを掘削する重機。日本はもとより、世界の名だたるトンネル工事を成功に導いた、知る人ぞ、知る重機界のスーパースターなのだ。

 

頑張っているのに…誰も知らない企業

古河機械金属(FKK)をはじめ、とかく製造・工業・産業系の企業はお堅いイメージだ。お堅いだけでなく、市井の人間には、なにをしているのか分らない会社も多い。家電・住宅・自動車のようにごく身近な製品でなければ、たとえ、私たちの生活に必要不可欠な存在であっても興味はもたれにくいものだ。

 

そのような企業の認知向上や、イメージを変えるためのブランド広告やPRの例は多く、村田製作所の「恋する村田製作所」「むらたくんがいるよ」や日本ガイシの「くろこガイシ」、IHI(石川島播磨重工業)の「こちら、IHI」など、思いつくだけでもさまざま。科学、繊維分野だと、旭化成の「イヒ!」や最近では「誰も知らない日清紡」あたりが有名か?

 

さて、件の古河機械金属(FKK)のPR動画だが、これがもうロックドリル車体(ボディ)押し!

 

精密に、そしてダイナミックに動くロックドリルのパーツは、まるで人間の関節や筋肉を髣髴とさせる。起動シーンなどは、まさにボディビルダーが女性に向かってポーズを決めているそれ。機械なのに動きがたまらなくセクシー♡ で、エロスさえも感じてしまう。従来の“男子が喜ぶ働く機械”を逸脱した世界感だ。

機械がカッコいいのは、凄い伝わる

そう見えてしまうのは、作業現場での“働く姿”でなく、誰もいない2人きり空間で、女子高生の熱視線に応えボディを上下に動かせてみせる濃密な演出だから?これは 単なる機械萌えを通り越した、古河機械金属の“本気の恋”なのだ。

 

 

ちなみに、古河機械金属では「古河気合筋肉」(ふるかわきあいきんにく)という電車広告も展開中だ。オリジナル動画も公開されており、機械VS筋肉。どちらが強い(早い)?といったシュールな内容を楽しむことができる。

 

 

「古河気合筋肉」は、気合は熱意・情熱を、筋肉は力強さ・スピードをイメージした社名をもじったキャッチコピー。特に20代30代の認知度が低く、もっと若い世代に古河機械金属の取り組みを知ってもらう狙いがあるそうだ。

 

出典 http://www.furukawakk.co.jp/kiaikinniku/

 

会社の歴史は古く、創業は1875年(明治8年)と、ほぼ江戸時代に近い。鉱山事業の成功をかわきりに財閥の地位を確立。その後、機械セグメント・金属セグメント・電子化成品セグメントの他、不動産など幅広い事業を展開し現在にいたる。そんな日本の経済を支えてきた大重鎮が、女子高生に惚れられ、機械(筋肉)自慢しちゃってると思うと面白い。

 

さらに、2017年の8月31日からは、映画「鋼の錬金術師」とタイアップ。「古河機械金属」と「古河気合筋肉」のツインステッカーを真似てQA方式とした電車広告「古河機械金属」VS「鋼の錬金術師」も展開中だ。

 

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