【全部わかる?】よく見るけど「アレなによ?」って物の名前を調べてみました

2018/08/08
南城与右衛門

テレビ、映画によく登場するアレ。日常に溶け込み過ぎて「アレ」で共通認識してしまうため名前が知られていないものはたくさんあります。「後で調べよう」、と思ってもだいたい忘れて、1年後ぐらいにまた見つけて「後で調べよう」のループ。これでは結局、なんだかわからないまま死んでしまいかねません。今回は1年待たせる前に、よく見るけど名前の知らないアレの結論をお示ししたいと思います。

西部劇の転がる草

乾燥地帯などに多く生えるオカヒジキの一種であることが多く、あのように転がる草を総じてタンブルウィード(転がる草)と呼んでいます。秋に枯れて風の力で引きちぎられ、転がっていきます。この際、種子をばらまくのでいたずらに吹き飛ばされているわけではありません。柔らかく見えますが乾燥しているので硬いんだとか。

ウイスキー入れてる平べったい水筒

これも映画などでみられる酔っ払いが常に携帯している平べったい水筒。名前は『スキットル』。お尻のポケットなど、持ち運びに便利だからあんな形状をしています。主にアルコール濃度の高い蒸留酒を入れるもので、素材によっては酒の味が損なわれます。なのでワインや日本酒を入れるのには適さないそうです。

スキットルとはその昔イギリスで流行したボウリングの原型のような遊びからきています。使われたピンの形がボトルの形状に似ているためその名が付いたと言われています。

和式トイレの盛り上がっている部分

名称:金隠し。女性トイレでも同様の名で呼ぶ違和感がありますが語源「きぬかけ」が転じたものといいます。そもそも昔のトイレは金隠しのような盛り上がりでは無く棒状のものが付属していて、そこに着物の後ろ部分を引っ掛け用をたしていました。

つまりきぬかけを背にして用を足していたそうで、現在のポジショニングとは逆になります……と書きましたが今、日常的に金隠し側を背にして用を足している方もいると思うので無理に変えなくてもいいと思います。

Twitterのロゴの鳥

そのままTwitterバード。現在のこの鳥のデザインは重なりあった円のみで描かれています。2012年から現在のデザインになりましたが旧デザインのロゴの名前はラリーバード。ラリーは元バスケットボール選手のラリー・バード氏から付けられたと言われています。

パンチパーマはパンチパーマじゃない

1970年代、北九州市の理容店店主が考案した、意外と歴史の浅いヘアースタイル。黒人の髪型を参考に編み出したそう。その時につけた名称は、「めっちゃええ髪型できたわ……」と思ったことから、『チャンピオンプレス』。その後、当時流行していた雑誌・平凡パンチにあやかり『パンチパーマ』と変遷したそうです。

話し合いより拳で会話するタイプの人に好まれた理由としてはケンカの際、髪がつかまれにくいなどがあるそう。

体育館のハシゴみたいなやつ

使ってる人、見たことが無いアレの名前は『肋木』。スウェーデン体操という1800年代、国民に体力を付けさせるために編み出された体操器具。※それ以前のドイツ体操にも似たような器具がみられる。ぶら下がったり昇り降りしたりするのが正しい使い道で、19世紀に日本に入ってきた由緒正しいストレッチマシーンなのです。

意外と知らなくても問題ない物が多く、知らなくても損はしませんでしたね。じゃあ、知ってしまった今、なんの役に立つのか? 例えば合コンの際、雑学を披露し女性のハートをがっちりキャッチ、というのは10年以上前に終わったトークスキルで今日日そんな奴は煙たがられます。今回の記事はむしろこんなことは言わない方がいいという知識の紹介だったわけです。

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"情報番組や誰も知らない深夜番組、ラジオなどを構成したり、ソーシャルゲームのシナリオを書いたりする、いわゆる駄放送作家。友達はPC、恋人は二次元、恩師はあらゆる漫画、といった充実した人生継続中"

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