講談社主催のアイドルオーディション『ミスiD(アイドル)2016』のグランプリが、1月17日に発表されました。
全国約4000人の応募者のなかから、グランプリに保紫萌香(ホシモエカ)さん、準グランプリに菅本裕子(スガモトユウコ)さんが選ばれました。
グランプリ
- 【グランプリ】保紫萌香
絶対的なナチュラル感が絶賛されグランプリに。確かに植物の妖精っぽいですよ。でもツルのような触手とか隠し持ってそう。怒らせたら、どうなるんだろう?とか妄想をかきたたせます。
準グランプリ
- 【準グランプリ】菅本裕子
「笑顔が可愛い!」という評に、「そう思う、やっぱりゆうこには笑顔が一番似合うよねっ(ニコッ)」と返した、恐るべきスペックの持ち主。垂れ目ロリ顔、巨乳、博多弁、プラス“媚びないコメント”に悶絶。
アイドル戦国時代を生き抜くには、より強い“個性”
ミスiDのiDは、“アイドル”と“アイデンティティ”の二つの意味を持ちます。【新しい時代にふさわしいまだ見たことのない女の子】を探すというコンセプトで、講談社が主催している女の子オーディションプロジェクトが“ミスiDオーディションです。
第1回では史上最年少でViViの表紙を飾ったモデル・玉城ティナ(当時14歳)を、第2回は、ツイッターのおやすみジャンケンで松井玲奈をも魅了するの謎の少女・蒼波純(当時12歳)をグランプリに選出。たぶん世界でいちばん可愛くてふつうじゃない女の子が集まるオーディションのが「ミスiD」。
とにかく個性を尊重するので応募資格はかなり緩めです。
プロ・アマ問わず、国籍、未婚既婚も問いません。年齢も12歳から35歳まで幅広く、タトゥーがあっても金髪でも、なんなら、引きこもりでもOK!なんです。
私だけがいない世界賞
- 【私だけがいない世界賞】すみれ
クラスに一人はいそうな“引きこもりちゃん” タイプ。Twitterの毒舌ぷりと、その佇まいが、今時の思春期を体現しているかのよう。と評価されました。
マルチに活躍できる女の子を。選考基準も現代風
選考基準もかなり今時で、Youtube動画の再生数やツイッターの投稿内容も審査のポイントになります。オーディションだけ取り繕ってもダメということです。
選考委員は、『ゴットタン』などで知られるTV東京プロデューサー佐久間宣行氏。京女子流主演『5つ数えれば君の夢』が、渋谷シネマライズの監督最年少記録で公開された映画監督の山戸結希氏。書評家の吉田豪氏。イラストレーターの岸田メル氏など様々。アイドルがどの分野で光るかわからないので、色々な目で選考し応募者の個性を見定めています。
8時間遅刻もグランプリに。過去の受賞者も曲者揃い!
過去の受賞者もかなり曲者揃いで、神スイングで話題になった稲村亜美が『ミスiD 2014』。元あやまんJAPANのファンタジスタさくらだが『すべての女の子はアイドルである賞』をそれぞれ受賞しています。
ちなみに『ミスiD 2015グランプリ』に選ばれたのは、なんと最終面接に8時間遅刻し、その様子を再現した金子理江という美少女です。選考委員の意見を真っ二つに割りつつ「恐るべき未知力」を評価されました。
普通は、8時間遅刻した時点でアウトなのですが、そこが普通のオーディションとは違うところです。選考委員は、彼女に前日寝る前からの様子を再現させ、怒るどころか拍手喝采。現在彼女は、スクール水着でギターを披露し『ミスiD 2015』に輝いた黒宮れいと、ひげ女装パフォーマーのレディビアードと一緒に3人で【LADYBABY】という異色ユニットを組んでいます。
ミスiD2015グランプリ
- 【ミスiD2015グランプリ】金子理江
近年アイドル業界は、アイドル戦国時代と言われ、その数も勢いも、年々増しています。顔が可愛くて、歌が上手くて、ダンスが踊れるアイドルが売れる時代はもう終わりました。さまざまな可能性を秘めた『ミスiD』達。彼女たちの個性がどのように、この世界に、さざ波、もしくはいきなりのビックウェーブをもたらすのか。これからに注目ですね。