「気功を使って人生をより良く生きる」

2022/12/29
マガジンサミット編集部

毎日の生活の中で活用できる気功を指導している北斗氣功学修会。同会の底輝明代表は、「気功は誰もが習得でき、気を読むことで人間関係や仕事などあらゆる物事に応用することが可能です」とその有用性を明かす。底(そこ)代表が人生をかけて探求し、普及を続けている気功について話を聞いた。

気功を習得して人生を豊かに

「気」とは伝達方法の一つであり、私たちは誰もが感じることの出来る「五感以外の感覚」です。生きている人皆が持っているものですが、血液や汗のように色もないし形もないので誰も見た事がなく、認識しにくいものでもあります。その気を自在に扱って、人生に活用していく方法が気功です。

皆さん気功というと、中国のカンフーや太極拳のようなイメージを持つ人が多いようです。「健康になるもの」という意味ではもちろんそうですが、私はもっと広い意味で役に立つ気功を扱っています。 例えば気功を習得すると、「行きたい場所なんだけど、今日はちょっとやめておこうかな」など、将来の危険をいち早く察知して回避することも可能になります。人は本来そういった能力を持っているものですが、使わないうちに眠らせてしまうのです。学び、練習していくことでその能力を目覚めさせていきます。

さらに、気功を学んでいくうちに、自分ではできないと信じ込んでいた、また周囲からそう思わされる環境にいたというような人の周囲にある見えないバリアを破り、人生を向上させていくことが可能になります。 会社経営者でしたら経営判断にも生かすことができます。

自分の気を動かせるようになり、さらに相手の気を読み取ることで、人間関係や家族関係、仕事、恋愛などあらゆる物事を円滑に進めることができるようになるのです。 日々の生活の中で気功を用い、それぞれの本来の望みが叶えられる人生を送っていけるように、講座を通して気功術を伝えています。

小学生のときに現れた感覚

私と気との付き合いは、40年以上に上ります。小学生のときに少年野球をやっていたのですが、バッターボックスに立ったときに、何か光の球みたいなものを感じると自分の実力以上のものが発揮でき、本来太刀打ちできないような投手からも打つことができたのです。

その逆もあり、光の球を感じないと、実力的には絶対打てる投手で、チームメイトは連打しているのに、私だけ三振してしまうこともありました。「この感覚は何だろう」とずっと思っていましたが、「おかしい奴だと思われたらどうしよう」となかなか周囲には相談できませんでした。そうするうちにこの感覚もだんだん薄れていったのですが、就職して営業職として働いていたころに、再び現れたのです。この感覚が現れるときには商談はうまくいき、その逆も然りでした。それから「この感覚を自分の意思で操れるようにしたい」と、試行錯誤を始めたのです。

そのときはまだ気という言葉はよく分かっていませんでしたが、それが神がかり的なことではなく、自分で生み出せるものだとは何となく分かっていたのです。30歳くらいのときに風水と出会ったときに「この感覚は『気』というものなのか」と初めて理解することができました。

ただ自分で気を動かす方法はまだ分からず、多くの人と出会う中で、太極拳や空手の演舞をやってみたときに、自分の内側から湧いてくる感覚が現れたのです。その感覚が動くことで少年野球や営業のときと似た感覚が現れ、自分で自在に気を動かせるようになったのは30代中頃でした。それから、私が学び、習得したことを伝えて、物事が円滑に進んで行く感覚を多くの人に味わってもらおうと今活動しています。

その人に一番合った形で気功を伝えていく

気功は誰でも習得することができ、私のところで気功を学んでいる方は20代から60代まで幅広くいらっしゃいます。月2回くらい来ていただいて、一年半くらいで習得する人が多いですね。もっと早い人もいます。歯を磨いたりご飯を食べたりするのと同じように気を動かすという動作を日常に取り入れていただき、習慣化していただけるようにしていきます。

気功を学んでいくうちに、本来の自分の目的に気付いていく人が多く、その人の目的に合わせてカスタマイズした気功を私はお伝えするようにしています。これからは世界各地域で生きる人に合った方法で気功を伝えていけたらいいなと思っています。

アングロサクソン系、アジア系など民族や地域に合致した、その人が習得しやすい方法で気功を提供しけるよう挑戦していきたいですね。中国文化の人はカンフーのような気功の方が受け入れやすいのと同様に、それぞれの人のバックグラウンドに合った形で気功を伝えていけたらと思っています。   気功の良さを感じた人は、周囲の人にその魅力をどんどん伝えてほしいです。その輪が広がっていけば、自分の本来の望みに沿った生き方をする人が増えて、もっと良い世の中になっていくと信じています。

■プロフィール

底輝明(そこてるあき)1969年生まれ。20年以上にわたって「気」に深く携わり、日本で古来、培わられている日本式気功術、及び中国道家の伝統的な気功術を習得する。テレビ等のメディアにも出演し、気功の普及活動を行っている。気功師養成講座の講師として、気功師延べ 200 人以上輩出。

気功療術は年間 600 件以上を行う。気功術を通して世界中の人々の人生をより良く循環させ、幸せな世の中をつくることを使命としている。

URL:北斗氣功学修会 https://hokutokikou.com/

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