セールスとコミュニケーションの専門家。ゴイスーな数のセミナーを全国各地で開催!執筆したビジネス書の累計は200万部超!
といえば、「伝説のカリスマ営業ウーマン」こと、和田裕美様でございます。「日経WOMAN」を読んでいるような“意識高い系女子”ならご存知のはずでございます。
ちなみに、和田様は外資系教育会社ブリタニカでフルコミッション営業として世界142か国中、第2位の成績を収め、20代で女性初の支社長にとなったことでも有名。その後、ご自身の会社を設立、営業コンサルタントとして国内外で研修や講演活動をされております。
そんなカリスマビジネスウーマンが書いた絵本が今話題なのでございます。今年春から小学校で道徳が教科化され、初めて道徳の検定教科書が導入されたのでございますが、その本年度版の道徳の教科書「いきるちから」に掲載されたのでございます。その絵本というのがこちら。
「ぼくはちいさくてしろい」(作:和田 裕美 絵:ミウラナオコ 出版社:クラーケン)
こちらの絵本、実は2009年に出版されておりましたが一度絶版に…。しかし今年、リニューアル復刊されております。絵も素敵でございます。大人女子好みでございます。
この絵本のテーマは、和田様がセミナー等で語られている「陽転思考」。目の前の事実を受け入れ、その事実に対して自分は「ついてない」と思うのではなく、「よかった」と思えるものを無理やりにでも見つけましょうという発想でございます。ひとつの事実があっても、その見方はひとつではございません。
プラスに考えてもマイナスに考えても、起こった事実が変わらないのであれば、プラスに捉えたほうが人生はうまくいくはず…そんな考え方でございます。
ちなみに、この「陽転思考」は、和田様が母親から教えらえたものだとか。和田様は意外にも、子供の頃、何をするのも遅くて、人と関わることも苦手だったとか。そんな時に、「“遅い”ことも余裕があっていいことだ」と母に言われ、その言葉が、和田様の心の中に小さな明かりとなって灯り、いつしか小さな自信になっていったのだとか。
そんな母親の教えが、この絵本に凝縮されているのでございます。
絵本の内容は、「どうしてぼくは真っ白なのかな?」、「どうしてほかの子より走るのが遅いの?」、…。仲間との違いに悩む小さくて白いペンギン。しかし、そんなペンギンでも、その子だけの良さをもっているのでございます。最後には、勇気を得て小さな一歩を踏み出す、そんなお話でございます。
最近よく耳にする言葉“自己肯定感”があると人生はスムーズに動くもの。小学生だけではなく、大人も学ぶことの多い絵本でございます。自信の持ち方が身につく大人絵本でございます。
是非一度、「ぼくはちいさくてしろい」をお試しくださいませ。
(文:N田N昌)