ペンタブレットやスタイラスペンで有名なメーカーである、ワコムから発売されているSmart Notepadシリーズの最新作『Bamboo Folio』と『Bamboo Slate』既存のものからさらに進化を遂げたスタイラスペン3種類が発表されました。
発表されたばかりの実機を触ってきましたので、使用感などをご紹介したいと思います。
ノートに書いたメモをデジタル保存できるBamboo FolioとBamboo Slate
Bamboo FolioとBamboo Slateはノートに書いたメモをWacom Inkspaceアプリを使ってデジタルデータとして保存しさらには編集や共有も可能な優れもの。
もちろんEvernote、Dropbox、OnenNoteといった外部クラウドサービスも利用可能で、さらに、ワコム専用のクラウドサービスInkspaceを利用すれば、異なるデバイス間でも同期や編集が可能となる製品です。
また購入者限定の特別バンドルサービスも行っており、3ヶ月間は無料、そのあとは毎月わずか300円でストレージ機能の増量50GBや、インクデータを拡縮可能なSVGデータにエクスポートなどの機能などを受けることができます。
今回発表されたSmart Notepad製品は3種類。
A4サイズとA5サイズの2種類から選べるストレートタイプのBamboo Slate(市場想定価格18,000円と15,000円)と、A4サイズでパタンと閉じることができるフォリオタイプのBamboo Folio(市場想定価格23,000円)です。
発売は2016年10月下旬以降を予定しておりBluetooth対応のiOSデバイス、Androidデバイスに対応しております。
Bamboo Folioはこんな形状です。
Bamboo Slateの外観や使用感等
今回触らせていただいたのはA5対応ハーフレターサイズのBamboo Slate small
コンパクトなサイズでバッグにもスポッと入りそうです。
以前のモデルより、少しオシャレ度が増した外観、ユニセックスで男性でも女性でも持ちやすいスタイル。
充電は本体下部のUSBから全てのモデルが2.5時間の充電で8時間の可動が可能だそうです。
充電中でも使用は可能ということで安心ですね。
新型の専用のペンは三角形のエルゴノミクスデザインを採用し、全体的にソフトな仕上がりになっています。こちらの充電は不要で、ボールペンの部分が切れたら、公式ショップから替えを購入できるそうです。
以前のモデルでは下部にあった電源ボタンを排除し、ペアリングボタン、ページ送りボタン、電源ボタンを全てこの1つのボタンでまかなえるように変更になりました。
基本的な使い方は電源を入れて、スマートフォンやタブレットなどでInkspaceアプリを立ち上げペアリング。
ペアリングが完了すればあとは専用のペンで好きなようにノートに書く。
そしてボタンを押せば、Inkspaceアプリにデータが転送されていく仕組みです。
直感的に使えるので、そんなに迷うことはないと思います。
私が素晴らしいなと思った機能は2つありまして、まず1つ目はライブモード。
ライブモードというだけあって、ノートに書いた文字をリアルタイムでスマートフォンやタブレットでライブプレビューすることができます。
これは実際に体験してみないとわからないと思うのですが、遅延もほとんどなくとても快適です。
そして2つ目は実は以前のモデルからある機能なのですが、Ink to Textといってノート内に書いた文字をテキストに置き換えてくれる素晴らしい機能なのです。
さらに書いたメモをテキストで検索できる機能も搭載されています。
これで書いたメモがどこに行ったのか探す手間が省けますね。
Bamboo Stylusシリーズも発表
※Bamboo Duo
同時に発表されたのが、静電容量式のスタイラスペンである、Bamboo Solo(市場想定価格2,000円)とBamboo Duo 4th Generation(市場想定価格3,000円)そしてBamboo Omni(市場想定価6,000円)です。
Bamboo Solo、Bamboo Duoはそれぞれタッチスクリーン上でのメモやスケッチに最適で、交換可能な導電繊維製のペン先でなめらかな使い心地。
どちらも三角形のエルゴノミクスデザインを採用し、Bamboo Duoには交換可能な黒ボールペンも搭載しているので、紙へのメモも可能とのことです。
Bamboo Omniはタッチスクリーン上での素早いメモ書きになどに最適な細いペン先のスタイラスペンです。
三角形のエルゴノミクスデザインはこちらにも採用されていて、アプリとのペアリングが不要とのことです。
メモやアイデアをその場でデジタル化することができる、これらのデバイスは今後さらに需要を増していくかと思います。
今後もタブレットやスタイラスペンの開発の先頭を走っているワコムから目が離せません。