猫背は7歳以上老けて見える!?意外に多い「猫背損失」の改善方法とは

2025/03/07
マガジンサミット編集部

リクルートが運営するヘアサロン・リラクゼーションサロンなどの検索・予約サービス「ホットペッパービューティー」が、全国20歳~49歳男女1,000人を対象に「姿勢」に関する調査を実施。その結果が発表され、猫背の人のほうが「年齢が平均で7歳上」に見える上に、ネガティブな印象を持たれているなど、多くの点で「猫背損失」が存在する実態が明らかになりました。

神戸大学大学院科学技術イノベーション研究科特命教授で一般社団法人日本疲労学会理事長を務める渡辺恭良さんによると、「スマホやパソコンの使用で前傾姿勢になることは猫背につながる一つの要因」とのこと。調査では、直近5年でスマホやパソコン、タブレットの使用時間が増えたと思うか聞いたところ、「非常に増加傾向にある」「増加傾向にある」と回答した人は84.0%という結果となり、猫背になりやすい傾向が強まっているようです。

実際、調査では70.1%が猫背だと指摘されたことがある、あるいは猫背の自覚があると回答。そのうち、猫背を気にしている人は74.0%と4人に3人は自身の猫背を気にしていることが分かりました。さらに、猫背を気にしている人のうち1年以上気にしている人は85.9%に上り、5年以上気にしている人も62.0%と多数を占めています。

■猫背の人は平均7歳上に見える!?

猫背は他人から見た時の印象にも大きな影響を及ぼすことが明らかに。猫背の人と猫背ではない人の写真を見せ、それぞれの年齢はいくつに見えるか聞いたところ、猫背の人の方が平均約7.3歳上に見える結果になりました。

印象に関する項目について画像Pと画像Qのどちらの方が当てはまるか聞いたところ、画像Pが90%を超えた項目は「健康そう」「自信がありそう」「好感が持てる」「信用できる」の4項目で、ポジティブな印象を持たれやすいことが判明。一方、画像Qが画像Pより高い割合となった項目は「神経質そう」「気難しそう」の2項目になり、猫背の人はネガティブな印象を持たれやすいことが明らかになりました。これは社会生活の上でかなりの「猫背損失」といえそうです。

調査によると、気分が落ち込んでいる時に自分の姿勢も悪くなると感じている人が67.3%と、3人に2人はメンタルが悪化している時に姿勢も悪くなっていると実感していることが明らかに。また、渡辺教授によると「『猫背』姿勢が固定化され、元に戻る弾力性を失ったカラダは、周りからは『自分の中への閉じこもり』に見えますし、無意識に自分の小さい世界に閉じこもる感覚に慣れ、他人とのコミュニケーションが欠けていきます」とのことで、猫背からメンタルへ悪影響が及ぶこともあるようです。

■猫背のセルフケアは困難…悪化の前にプロの施術を

多くのマイナスにつながっている猫背ですが、改善のために何らかのセルフケア(マッサージする、ストレッチするなど)を実践した人のうち、41.5%の人がいずれの方法でも「あまり改善されなかった」「改善されなかった」と回答。理由として「継続できなかったから」が40.6%、「正しいやり方が分からなかったから」が33.7%と、セルフケアの難しさを示す結果となりました。

渡辺教授も「猫背の改善に普段から意識して行動する必要があります。また、猫背姿勢が固定化し、あるレベルを超えるとセルフケアのみでは簡単には元に戻らない状態となります。悪化する前にリラクゼーションサロンの利用など専門家による施術で予防や改善を心がけると良いでしょう」と語り、プロの施術の重要性を指摘しています。マッサージなどでのセルフケアには限界がありそうで、悪化する前にプロの施術に頼ることも必要なようです。

【ホットペッパービューティー】

https://beauty.hotpepper.jp

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