auじぶん銀行は、全国の働く男女500名を対象に「新社会人の時の仕事・生活・お金」に関する調査を実施。14日に結果が発表され、入社前後に感じたギャップの1位は「給与が低い」で、約7割が「新社会人の時に投資をした方が良い」と回答するなど、ビジネスパーソンのお金事情が浮き彫りになりました。
今回は「新社会人」をテーマに、新社会人にとっての先輩である20代~40代の働く人たちに当時の仕事に対する思いや生活、お金事情のほか、これから社会人になる方へのアドバイスなどを聴きました。
まず、新社会人の時に入社前に不安を感じていたか聞いたところ、合計で8割近くの人が「感じていた(55.4%)」、「どちらかというと感じていた(22.8%)」と回答。具体的には「しっかりと仕事ができるのか」「職場環境に馴染めるのか」など、漠然とした不安を抱えていていた人が目立ちました。
次に、入社前と入社後で思い描いていた「社会人像」にギャップはあったのかを質問。結果は約8割の人が何かしらのギャップを感じており、具体的には「給与が低い(34.0%)」が最多の回答になりました。次いで「上司とのコミュニケーションが難しい(20.4%)」、「仕事量が多い(19.0%)」となり、その他にも「職場の人間関係が良くない(16.4%)」、「残業時間が多い(16.4%)」などネガティブな内容が上位に並びました。
続いて新社会人の時のお金の使い方について聴くと、1ヶ月間の生活費(家賃・水道光熱費は除く)は「30,000円以上~50,000円未満(25.6%)」でやりくりしていた人が最多に。そんな1ヶ月の生活費の中で一番お金をかけていたものについて聞くと、「食事・飲み会(29.4%)」と約3割の人が回答しました。次いで「趣味(23.2%)」、「ファッション(11.4%)」が上位になりました。
今の新社会人に向けて「一番お金をかけるべきもの」のアドバイスを聞くと、1位は「趣味(27.0%)」で、その理由として「リフレッシュできるから」「プライベートの充実が仕事のモチベーションにも繋がるから」という声が寄せられました。2位は自己投資につながる「自己啓発(資格取得など)(18.6%)」、3位には「食事・飲み会(15.6%)」が入りました。
さらに、新社会人の時に資産形成をしていたか聞くと、資産形成をしていなかった人は29.0%で、残り約7割の人が資産形成をしていたことが判明。具体的な資産形成の方法は「貯蓄(89.6%)」が約9割で、「投資(34.6%)」は少数派であることが分かりました。
その一方で「新社会人時代に投資をした方が良いか」を質問すると、「思う(35.0%)」、「どちらかというと思う(34.2%)」が合計で約7割に達し、多くの社会人が「今にして思うと新社会人のころに投資を始めた方がよかった」と考えているようです。
また、今もし新社会人になれるとしたら実施してみたい投資方法について尋ねると、1位は「NISA(つみたて投資枠)(48.4%)」、2位は「NISA(成長投資枠)(32.4%)」、3位は「株式(31.0%)」となりました。
この結果を受けて、同社は以下のようにコメントしています。
「入社前後のギャップは『給与が低い(34.0%)』に最も多くの回答が集まる結果となり、働く上で『給与』は重要であることが分かります。また、新社会人の時に資産形成を行っていた人は約7割で、そのうち『投資』を取り入れていた人は約3割でした。その『投資』を新社会人の時からした方が良いと思っている人は約7割で、早いうちから『投資』することが大切だと感じていることがうかがえる結果となりました。
これから新社会人となる方は、新しい環境に慣れたり、仕事を覚えたりと忙しくなる時期かと思いますが、少し落ち着いたタイミングで、資産形成について考え、『投資』について学び、一歩踏み出してみてはいかがでしょうか」