不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME'S」は、2023年のトレンドである「パン屋巡り」を踏まえた「人気パン屋を巡れる家賃の安い駅ランキング(東京23区)」を発表しました。
「パン屋巡り」は、若者マーケティング研究機関「SHIBUYA109 lab.」が2022年に行った「SHIBUYA109 lab.トレンド予測2023」の「モノ・コト部門」にもノミネートされており、今年のトレンドとして注目されています。それを受けて、同サービスでは「東京の人気のパン屋」(RETRIP調べ)のTOP30にランクインしているパン店が徒歩圏内に2件以上ある駅から単身世帯向け物件の平均家賃を算出し、安い順にランキング化しました。
ランキングの1位は「豪徳寺駅」(79,432円)、2位は「豪徳寺駅」から徒歩2分の「山下駅」(82,875円)で、都心に近く生活環境が整っていながら閑静な住宅街が広がる世田谷区の駅が上位となりました。「豪徳寺駅」と「山下駅」の周辺には、北欧のローカルフードを楽しめるカフェやフルーツをたっぷりのせたデニッシュが人気のベーカリーカフェがあります。
3位はパティスリーとベーカリーの激戦区である目黒区の「自由が丘駅」(92,933円)。駅周辺には、水分を多く含むもちもち食感の「ブール」が人気の「バゲットラビット自由が丘店」があります。4位は自由が丘の隣駅「九品仏駅」(93,124円)で、「自由が丘駅」と「九品仏駅」の両駅から「パンとエスプレッソと自由形」やコッペパン専門店といったパン店を巡ることができます。
※パンとエスプレッソと自由形
5位は多数の路線が乗り入れる「新宿駅」(103,243円)。駅直結の複合施設や百貨店にも、世界的シェフの名店から国内の人気店まで話題のベーカリーが集まっています。トップ5のうち世田谷区の駅が3駅ランクインという結果になっており、世田谷公園を中心とする三宿エリアは毎年多くの来場者が訪れる人気のパンイベントも開催されていることから、一パン巡りを楽しみたい人にとって注目のエリアといえそうです。
この結果を受けて、LIFULL HOME'S総研チーフアナリストの中山登志朗さんは「ランキング上位の駅は、賃料相場が比較的安価なエリアにも関わらず、住宅だけでなく賃貸ユーザーが好ましいと感じる生活利便施設がバランスよく整った街が並びました。これらの駅は、徒歩圏内に複数の駅があるため、目的に応じて鉄道路線やバスなどを使い分けることができるので、充実したオフタイムを過ごすにはどこに行くにも絶好の街と言えそうです。ランキング結果を通じて、パン屋巡りだけでなく、ご自身の趣味や楽しみを生活の中心に据えた住宅選びを是非考えていただきたいと思います」と分析コメントを寄せています。