夏だからこそ地球の気温上昇についても考えたい

2020/07/29
内藤 みか

夏は暑いとはいえ、近ごろは最高気温を更新することもあり、耐えがたいほどの暑さに見舞われることがあります。地球温暖化が少しずつ進んでいるのだとしたら、今後の地球や私たちに待ち受けているものは、どのようなことなのでしょうか。

エアコン必須の世の中に

この記事を書いている私は、初めて部屋にエアコンを付けたのが23歳の時でした。逆にいえば23歳になるまでは、窓を少し開けておけば夜もぐっすり眠ることができたのです。もちろん寝苦しい熱帯夜もありましたが、今のように連日連夜ということはなかったと記憶しています。

けれど今の世の中は、エアコンがもはや必需品。学校の教室にもエアコンが導入されるようになってきました。昭和の頃は窓を開け放し、皆で下敷きで仰いで暑さをしのいでいたものですが、気温が上昇しているため、そのような小ワザでは太刀打ちできないほど、室内に熱気が満ちているのでしょう。

気象庁によると、日本の気温は100年で1.2℃上昇しているそうです。特に1990年以上は猛暑日が増え、厳しい暑さになる年が増えているのだとか。この気温の上昇は地球温暖化によるものだと言われていて、日本だけでなく、世界的にも同様のことが起き、問題となっています。

『エル・ジャポン』20208月号の特集は「未来を変えるアクションを! 地球からのメッセージ」。女性誌がこのように環境問題を取り上げることも珍しいことではなくなってきました。それほどに地球が放っておくことができない状態なのです。

気温が上がると何が起きる? 

記事では気温が何度上がるとどういうことが起きるのかを具体的に解説しています。まずは世界気温が1.1℃上昇した現在では「猛暑や台風などの異常気象が多発」とあり、これは実際そうなっています。そして2.8℃上がると「安全な水へのアクセスが希少」になり、3.5℃上がると「世界の多くの都市が水没」し、4℃上がるともう地球には住めなくなる可能性もあるのだとか。

人ごとではない温暖化問題。実は1.2℃上がると「感染症の拡大」が起きると書かれているのです。これ以上温暖化を進行させないためにも、私たちは自分たちにできることを、そろそろ真剣に考えなくてはならなくなっているのです。

 

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内藤 みか
この記事を書いた人

内藤 みか

作家/脚本家/イケメン評論家。著書80冊以上。ケータイ小説時代から電子書籍の自著も多数。脚本担当のラジオドラマ『婚活バスは、ふるさとへ』(YBS)が文化庁芸術祭優秀賞&日本民間放送連盟賞優秀賞。 ツイッター https://twitter.com/micanaitoh ブログ https://plaza.rakuten.co.jp/micanaitoh/

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