人生100年時代は健康に過ごしたい!日本人のQOLを叶える健康管理とは

2024/01/19
マガジンサミット編集部

「人生100年時代」を迎えた現代では、健康・医療がこれまで以上に大切になるだけでなく、デジタル化もどんどん進んでいます。私たちが「最もよい人生を送る」ためには、情報を正しく判断し、適切な選択や行動をして、デジタルテクノロジーを含めたさまざまなリソースを活用していく「力」が大切になってきます。さて今の日本において、これらの「力」はどれほど備わっているのでしょうか。 

ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社メディカルカンパニー(本社:東京都千代田区、代表取締役プレジデント:玉井孝直、以下 「ジョンソン・エンド・ジョンソン メドテック」)は、「My Health, Myself ― 私の健康のために、私ができること。」プロジェクトによる初の調査 「人生 100 年時代 × デジタル社会の総合的なヘルスリテラシー国際調査」を実施しました。この調査では、日本・アメリカ・イギリス・オーストラリア・中国・フィンランドの6カ国における20〜60 代の3,000 人を対象としています。(調査期間:2023 年 10 月 26 日〜2023 年 11月7日) 

日本人のヘルスリテラシーにおける自己評価が他国より低い結果に  

調査の結果、日本人のヘルスリテラシー(健康情報を入手し、理解し、評価し、活用するための知識、意欲、能力)に対する自己評価は、6カ国中最も低い5.4 点(10点満点中)という結果に。また、医療・健康に関する「情報の収集・判断」、「行動」、「デジタル活用」、「コミュニケーション」全般において、他国より点数が低いことが明らかになりました。

さらに、健康や病気の症状・治療法に関する情報を「判断できるか」尋ねたところ、「できる(できる+少しはできる計)」と回答した人の割合が、日本以外の5カ国は7~9割であったのに対し、日本は6割以下となっています。そして、慢性的な痛みや苦痛を感じても「我慢できる」と考える日本の生活者は約6割という数値でした。 

日本人の回答の特徴として、健康・医療情報の判断、適切な医療受診、症状の説明への自信が低いということ、そして痛み・苦痛を我慢しがちだということが分かりました。このことと関連して、世界保健機関(WHO)は、健康を「病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、 全てが満たされた状態であること」と定義していますが、この認識を持つ回答者は日本が最も少なく、25.2%でした。

長生きは当たり前。健康で長生きしたい人が多い日本 

日本は長寿国ということもあり、「寿命を延ばしたい」人は最も少なかった(19.4%)ものの、各国とも「健康寿命を延ばしたい」人は半数を超え(日本:51.2%)、両者の差が最も大きかったのは日本という結果でした。

なお、健康寿命については、「自国の健康寿命の平均年齢を知っている」、「平均寿命と健康寿命のギャップをなくすことが大切な理由は、社会の生産性向上に貢献できる」で、そのことを「知っている」割合は日本が最下位の約2割でした。この結果から、寿命に対しての考え方も他国とは違いが出ていることが分かります。また、ヘルスリテラシーが低いことと同様に健康寿命を延ばす目的をきちんと理解していない人が多いということが明らかになりました。 

健康寿命を延ばすために必要な健康管理にデジタルツールを活用している割合も日本は最も低いスコア。 近年、スマートウォッチ、活動量計、スマートフォンの健康管理アプリなどのデジタルツールを活用し、健康管理がしやすくなっていますが、デジタルツールを使って健康状態を把握しているかという質問に対しては、日本は6カ国中で最下位の39.2%でした。

正しい情報を身につけ、健康管理を習慣化することの大切さ 

 今回の調査を監修した京都大学大学院医学研究科健康情報学の中山健夫教授は、これからの時代における「主体的に健康や医療を選択していくためのカギ」として、次のように話しています。

『「ヘルスリテラシー」というと、少し難しく聞こえるかもしれません。しかし、正しい知識を身につけることに加え、「どんな人生を送りたいか」について考えるこ とで、とるべき行動が見えてくることも多くなり、主体的に適切な健康・医療を選択するための初めの一歩になるでしょう。デジタルツールを日常の健康管理に活用している人は日本が 6カ国中最も少ない結果でしたが、使っている人は利便性を感じており、また医療におけるデジタ ル活用を望ましいとする方も約4割いらっしゃいました。ツールも使いながらご自身の“健康の現在地”を把握して、必要な際に適切に医療 機関を受診することが大切です』。

今回の調査では、多くの日本人が、情報収集・判断や行動、コミュニケーションに対する自信を持ち切れていないことが明らかになる一 方、単に寿命を延ばしたいというより、健康寿命を延ばすことに大きな関心を寄せていることがあらためて確認できました。

ジョンソン・エンド・ジョンソン メドテックの「My Health, Myself ― 私の健康のために、私ができること。」 プロジェクトはこれからも、人々のヘルスリテラシー向上を支え、主体的な選択が適切な医療やクオリティ・オブ・ライフ(QOL)、そしてサステナブルな社会の実現につながり、人々が「人生100年時代」をできるだけ長く、健康で幸せに生きられるよう、多くの皆様とともに取り組んでいきます。 

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