now.gg, Inc.、デベロッパーがモバイルゲームやAIアプリをクラウド、PCを通じて公開できるサービス「nowStudio」を7月24日にローンチ

now.gg, Inc.は、日本市場向け「now.gg Studio」のローンチ記者発表会を7月24日に開催。当日は同社CEOのローゼン・シャルマ氏より「now.gg Studio」の紹介や、ジャパンカントリーマネージャー岩井理氏より事業についての説明、パートナー企業のCEOによる事例紹介などが行われた。

「now.gg Studio」は、ゲーム開発者やAIアプリ開発者がクラウド、PC、LINE を通じて新たなオーディエンスにリーチすることを可能にする、日本に最適化されたサービス。同日よりサービスが開始された。同社は、日本でのゲームやAIアプリの公開を希望する日本、韓国、米国の開発者と協力し、サービスの最適化を進めてきた。

「nowStudio」を使用すると、デベロッパーはnow.ggの決済機能をゲームに統合することができる。デベロッパーは従来のアプリストアに比べて、より大きな利益を得ることができるため、利益をゲームの開発費用に充てるなどユーザーに還元することができ、ゲーム全体の体験価値を高めることができるそうだ。

ローゼン氏は、「nowStudio」をインスタントクラウドサービスと表現し、インスタントラーメンにたとえて説明した。「子供のころ、よくインスタントラーメンを食べました。今、クラウドサービスを始めようとするとデベロッパーにとって大変困難なことです。クラウドやITの方々と連携が必要で、さまざまなリソースが必要です。私たちがやっていることは、料理におけるインスタントラーメンのようなことなんです。つまり、ゲームのデベロッパーにとってサービスをローンチする簡易な方法を提供してるんです」と、説明。

続けて、「私は米国で暮らしているんですけど、今もインスタントラーメンを食べます。インスタントラーメンは毎回おいしくて味が安定しています。クラウドサービスについて、その品質に関しては、プラットフォームに渡って高品質を維持できているわけです。インスタントラーメンは世界を変えましたが、インスタントクラウドもゲームの世界において大きな変革を起こします」とアピールした。

会場で流れた紹介映像では、アニメテイストのRPGを緻密なグラフィックアニメーションで表現できることや、高品質なアダプティブグラフィックス、頻繁に行われるゲームのアップデートを簡略化し、アップデートの待ち時間がゼロになること、安定したFPSの実現、数マイクロ秒でゲームをロードすることで低いpingを可能にすることなどが紹介された。