新垣結衣、大ヒット主演映画インスパイアソングに「感謝の気持ちでいっぱい」

2024/06/14
石井隼人

累計販売数180万部を突破し「心が救われる」「人生の本棚に入った」など多くの共感を得た同名コミックを映画化した『違国日記』が、現在大ヒット公開中!6月13日には都内映画館で大ヒット御礼舞台挨拶が実施され、主演の新垣結衣と早瀬憩、シンガーソングライターの十明、そして瀬田なつき監督が参加した。

映画公開後1週間以上が経過したが、会場は超満員。人見知りの小説家・高代槙生役の新垣は「皆さんが劇場に足を運んでくださって、このように席が埋まっているのを見るととても嬉しいです」と大ヒットに嬉しそう。人懐っこく素直な高校生・田汲朝を演じた早瀬は「映画はいかがでしたか?」と観客に尋ねて拍手喝采を受けて「嬉しいです!」と声を弾ませていた。

そんな日本での大ヒットに加えて、台湾、タイ、韓国での劇場公開や上海国際映画祭、台北映画祭での上映も決定している。これらワールドワイドな広がりに新垣は「なんだかすごいですね!もう日本を飛び出て海を渡り、海外の方々に観ていただけるということで。海外の皆さんがどのように感じていただけるのか楽しみ。反応を聞くことが出来たら嬉しいです」と海外でのリアクションに興味津々。早瀬も「日本だけでもこんなにも沢山の皆さんに観ていただけているのに、海外の方々にも観ていただけると思うと嬉しくてワクワクします」と喜色満面だった。

一方、プチョン国際ファンタスティック映画祭に参加する瀬田監督は「上映後に観客の方とQ&Aがあると思うので、どんな風にこの映画が観てもらえるのか気になります。楽しんでもらえたら嬉しい」といい「反響、ご報告いたします」と新垣と早瀬に約束。これに二人は「待っています!」と期待していた。

映画の公式SNSで実施中の感想投稿キャンペーンには、様々な好評の声が寄せられている。新垣は「観る人によって違う視点や違う感じ方をしてもらっていて、槙生と朝の二人の生活がどこかで続いていると感じてくれている方もいて嬉しいです。思った以上に反応が多くて私も驚いています」と反響を肌で実感。早瀬も「沢山の感想を頂けていることに嬉しさと同時に驚いてもいます。私と同じ学生世代の方も映画を観てくれていて、そのコメントを見ると自分と同じ世代にも映画が届けられているんだと嬉しいです」と学生世代への広がりに手応えを得ていた。

また新垣は、本作のティザービジュアルにも使用された海のシーンに触れて「あのシーンは画も背景も素敵で、槙生と朝にとっても成長したシーンというか、一歩前進した場面。演じながらも新垣結衣としてもじんわりと伝わってくるものがありました。原作にはないオリジナルのシーンですが、大事にしたいシーンでした」と回想。早瀬も「撮影中もあり得ないくらい穏やかで、波の音も聞こえて景色も綺麗。あのシーンがあったからその後の駐車場のシーンにも繋がるので、とても大切な場面でした」と見どころに。瀬田監督も「時間的にもあの瞬間にしか撮れないような素敵なシーンでした」と述べた。

一方、本作を鑑賞してインスパイアソング『夜明けのあなたへ』を書き下ろした十明は、映画の感想を問われて「登場人物は個性的だけれど生活の中にいる身近な人のように感じられてそれがとても不思議で素敵。槙生さんと朝ちゃんの居場所がどんどん作られていくところにも感動しました」としみじみ。新垣は楽曲について「初めて聴いたときに、こんなにも美しい声が聴けて心が澄んでいく気がしました。映画に寄り添ってくれる楽曲で感謝の気持ちでいっぱいです」と最敬礼で、早瀬も「私は毎日『夜明けのあなたへ』を聴いていて、物語と繋がる部分もあってウルッとしてしまいます。素敵な歌声と歌詞で聴くたびに映画のことを思い出します」とすっかりお気に入りだった。

この記事が気に入ったらいいね!しよう

石井隼人
この記事を書いた人

石井隼人

映画好きエンタメ系フリーライター。「来るもの拒まず平身低頭崖っぷち」を座右の銘に、映画・音楽・芸能・テレビ番組などジャンル選ばず取材の日々。ありがたいことに映画作品のパンフレット執筆、オフィシャルライター&カメラマンを拝命されたり、舞台挨拶の司会をしたり…何でもやります!

石井隼人が書いた記事

あなたへのおすすめ

カテゴリー記事一覧

pagetop