3月25日(土)、26日(日)に東京・駒沢オリンピック公園総合運動場にて、日本で唯一、U-12世代が世界に挑戦できるサッカー大会『ダノンネーションズカップ2017 in JAPAN』が開催されました。
『ダノンネーションズカップ』は、10歳から12歳までの小学生年代を対象としたFIFA公認の国際サッカー大会。小学生世代のワールドカップとも呼ばれており、2000年から毎年開催されています。(日本では、2001~2003年間はリーグ戦でなくU-12日本選抜が世界大会に出場)
『ダノンネーションズカップ2017 in JAPAN』はその国内予選であり、2004年から開催。これまで600チーム以上が世界大会を目指してきました。
2017年度は、今秋、アメリカ・ニューヨークで行われる世界大会への切符を賭け、前年大会の上位8チームのシードに加え、全国220チームの中から抽選で選ばれた40チーム、計48チームが2日間にわたる熱戦を繰り広げました。
アクティビティも充実!
駒沢オリンピック公園総合運動場では、試合グランド以外に特設ブースの“アクティビティエリア”を設置。
サンフレッチェ広島の MF・柏好文選手が監修した、超難度ドリブルコースで最速タイムを競う「ドリブルチャレンジ」や狙い通りのキックができるかを競う「キックチャレンジ」。そしてアディダス社のスマートボールでキック力を競う「スピードチャレンジ」という、3 つのチャレンジ企画が開催されました。
※試合の合間にダノンヨーグルトの試食に並ぶ選手の皆さん。
優勝は、柏レイソルU-12!
決勝が行われた26日は生憎の天候。前日とはうってかわって雨が激しく降り、寒の戻りが厳しい日でしたが、選手達は寒さなんてどこ吹く風。客席もボールの動きに熱く一喜一憂し、たとえ敵方でもゴールを決めた瞬間、讃え合う姿が印象的でした。
試合は、準決勝で『レジスタFC』を下した『川崎フロンターレU-12』、『バディサッカークラブ』を下した『柏レイソルU-12 』が、それぞれ決勝に勝ち登りました。結果は1対1の同点からPK戦を制した『柏レイソルU-12』の優勝となりました。
※準優勝の川崎フロンターレU-12 と 表彰を行ったダノンジャパン松田氏
表彰式には特別ゲストとしてなでしこジャパン前監督・佐々木則夫氏が登場し、優勝旗を授与。「雨、寒さにも負けず、どのチームも最後までよく頑張りました。柏レイソルU-12は昨年の準優勝を上回る、世界制覇を目指してぜひサッカーを楽しんでください」と挨拶しました。
※アメリカへの切符を手にしたのは柏レイソルU-12。チケットパネルを手渡す宮間あやさん。
※PK戦で決勝ゴールを決めてた伊達歩由登くんがMVPに。おめでとう!
2016年に、フランス(スタッド・ド・フランス)スタジアムで行われた世界大会では、日本のヴァンフォーレ甲府U-12が準優勝と健闘。過去には2014年に『横河武蔵野FCジュニア』が優勝。2012年のポーランド大会で『レジスタFC』が準優勝を飾っています。
2001大会(U-13の日本選抜)、2002年、2003年大会(U-12の日本選抜)の世界大会代表からは、現日本代表の原口元気選手や清武弘嗣選手なども出場しており、小学生世代にとって憧れの『ダノンネーションズカップ』。未来のJリーグや日本代表を背負う、全48チームのヤングサムライ達のこれからに期待です!
試合結果
優勝 柏レイソルU-12(千葉県柏市)
2位 川崎フロンターレU-12(神奈川県川崎市)
3位 レジスタFC(埼玉県八潮市)、バディサッカークラブ(東京都)
ベスト8
東京ヴェルディジュニア(東京都)、サンフレッチェ広島F.Cジュニア(広島県広島市)、大宮アルディージャジュニア(埼玉県さいたま市)、福山ローザス・セレソン(広島県福山市)
※以上8チームは次回大会の優先出場権(シード権)を獲得
【フェアプレー賞】 福山ローザス・セレソン(広島県市)
【得点王】 石井久継(福山ローザス・セレソン) 貴田遼河(東京ヴェルディジュニア)
【MVP】 伊達歩由登(柏レイソル U-12 )