国内・海外で様々な事業を手掛ける「JCAホールディングス」代表・福家貴氏が語るグループの今後の事業展開

2020/12/02
マガジンサミット編集部

日本、そして世界において、経済状況などの社会情勢は常に目まぐるしく変化を続けています。新型コロナウイルスの蔓延もそうだったように、常にどんなことが起きるか分かりません。

今回は、そんないつ何が起きるかわからない世の中において、常に変化に対応し、進化を続ける「JCAホールディングス」代表取締役・福家貴さんにグループの今後についてなどのお話を伺いました。

JCAホールディングス

「JCAホールディングス」は、工場の製造ライン等の受託業務や、人材派遣業務を行う企業、中国や米国において事業を行う企業などが集まるグループです。

代表取締役・福家貴さんインタビュー

今回は「JCAホールディングス」代表取締役・福家貴さんにインタビューを実施。福家さんは現在、米国でのインフラ整備事業、海外メーカーの日本国内OEM事業(他社のブランド・銘柄の製品を、受諾を受けて自社で生産すること)に注力しているそうです。

「JCAホールディングスでは5年ほど前から米国企業と組んで日本の技術を活かした海外でのインフラ整備事業、2年ほど前から化粧品・美容関係のOEM生産を行っています。その他にも、今回のコロナ禍において考え始めたのは、独自産業化ということですね。生産、加工、販売という段階をすべて組み合わせて、独自産業として何か打ち出していけるものがあるのではないのかなと考えています。それは自社単独でということではなくて、日本全体で何かやれることがあるのではないかと。今、農家や漁業関係者の間で食材が余っていたりしているので、それを当社が持つ海外販売ルートを通し海外へ輸出していくことができるのではないかと思っています。」

また、「JCAホールディングス」では、東アジア市場に向けBtoCプロモーション事業も展開。TikTokなど様々な手法を使い、日本の製品やサービスを、中国を中心とした東アジアにプロモーションしています。現在は国内外に既に100名のインフルエンサーを抱え、

1200万人以上のフォロワー数を持っています。

米国事業で現在弊社が手掛けているのは、米国企業と組んで新電力の受注工事を進めています。同時に第3国でのインフラ開発事業等で日本の技術を生かせる事業を進めています。」

現在、ビジネスを通し中国と大きな関わりを持っている福家さん。以外にも最初に中国を訪れたきっかけは旅行だったそうです。

「独立した後、まとまった休みが取れた時にいきなりどこかに行こうと思い立ち、パスポートを持って成田に行ったのです。どこに行こうかと考えていて、中国なら漢字の国なので何となく言葉が分かるだろうと思い中国に旅立ちました。そこで一週間ほど滞在したのですが、目にした光景がまだ発展途上の段階だったので、自分の子供の時の日本を見ているみたいで『面白いな、中国』と思い始めたのですね。それからは頻繁に中国に行くようになりました。」

「当時は国内で2つのビジネスをやっていたのですが、2本足だとどうしても1本揺らいでしまったら1本で立たざるを得なくなってしまう。そこで、もう1本柱があったほうが良いと考え、中国を3本目の柱にしようと思ったのです。そうしたら中国はビジネスチャンスがありすぎて何をやっていいか分からなくなって。それでいろいろ考えているうちに日本の企業が市場の大きい中国に出たがってきているということが分かったのです。でも、日本の企業ってマーケットリサーチってほとんどしないのですよね。例えばヨーロッパの企業なんかはマーケットリサーチにものすごいお金と時間をかけるんですよ。それで、こういう事かと。ここの違いなんだと思って。それで、市場調査から入ったほうが良いと思って向こうで市場調査会社を始めることになりました。」

様々なビジネスを手掛ける「JCAホールディングス」。その中でいったい何が福家さんのモチベーションとなっているのでしょうか。

「モチベーションは社員ですよね、やっぱり。今回のコロナのことでも一番に考えるのは社員のことですし、あとは取引先のこと。それと大手じゃなきゃできなかったことが、我々の様な中小の会社だから出来る事がある事。そこが突破口となって大きな仕事に結びつくということが一番大きなモチベーションだと思います。」

最後に「JCAホールディングス」の今後の目標について伺いました。

「今後の目標は、グループ内にそれぞれの事業会社がありますから、個別にそれぞれの会社が持っている技術や経験値、様々なネットワークを使いながら、双方向での業務協力ができる仕組みづくりができればいいのかなと思っています。この先5年以内には構築させたいと考えています。」

様々な事業を行う企業が集まっている「JCAホールディングス」。今後もさらなる事業の発展をしていって欲しいと思います。

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