ノーベル化学賞・吉野彰氏の化学への興味の原点となった本「ロウソクの科学」が重版決定

2019/10/11
マガジンサミット編集部

10月9日、ノーベル化学賞の発表が行われ、日本人の吉野彰氏がリチウムイオン電池開発に貢献したことを称えられ受賞しました。

今回ノーベル化学賞に輝いた吉野さんですが、実は吉野さんが化学への興味を持つきっかけとなったのは一冊の本からだったそう。その一冊とは小学校の先生の勧めで読んだという「ロウソクの科学」。

そして今回、吉野さんがその一冊を挙げたことで、株式会社KADOKAWAは「ロウソクの科学」(角川文庫)と「ロウソクの科学――世界一の先生が教える超おもしろい理科」(角川つばさ文庫)の緊急重版を決定しました。

「ロウソクの科学」はたった1本のロウソクからその種類、製法、燃焼、生成物質を語ることによって、科学と自然、そして人間との関わりを伝える感動的な本。理科の先生が生徒に読んでもらいたい本としても人気が高く、時代を超えて愛され続けています。

吉野さんのインタビューが発表されてから、すでに両書籍共に書店注文が相次いでいる状態だそうで、これに対応するため「ロウソクの科学」(角川文庫)は70刷目2万部、「ロウソクの科学――世界一の先生が教える超おもしろい理科」(角川つばさ文庫)は3刷目1万部の重版が決定されています。

ノーベル賞に輝いた人が化学に興味を持つきっかけとなった本。気になる方は読んでみてはいかがでしょうか。

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