慢性の皮膚疾患「乾癬」発症と悪化は肥満と関係する。乾癬の認知度を高め、継続的にエクササイズを楽しく続けられるように有名振付師によるオリジナルダンスを制作

2021/10/27
マガジンサミット編集部

ユーシービージャパン株式会社は、10月29日の“世界乾癬デー”を前に、乾癬患者さんのよりよい治療体験を応援するプロジェクト「乾癬治療‐変わろう私プロジェクト」を発足した。乾癬とは未だに根治療法がみつかっていない、慢性の皮膚疾患(自己免疫疾患)。

日本における乾癬患者数は人口の0.34%にあたる約43万人と推定されている。患者の男女比は2:1で男性の方が少し多い。そして近年、肥満やメタボリックシンドロームの増加などにより患者数が増加していて、肥満と乾癬に関連性があるのではないかとされた。そして調べによるとBMIが高いほど乾癬の皮膚症状が重度であり、メタボリックシンドロームの患者さんではより皮疹の重症度が高いことが示された。

更に肥満やメタボリックシンドロームを合併する乾癬患者は、高血圧や糖尿病と同じように心臓病などの心血管疾患発症のリスクが高くなることも判明。

患者によっては痩せることで乾癬症状が落ち着いたケースもあるということから、プロジェクトの第3弾として、乾癬発症・悪化の要因のひとつである肥満の解消・予防を楽しみながら継続的に行うことを目的に、振付稼業air:man氏によるオリジナルダンスが制作された。

日本人は乾癬という病気について、アトピーなどの他の皮膚疾患に比べて一般認知度が33%と低い。うつる病気ではないにも関わらず、うつるのではないのか、不潔にしているからなるのではないのかと思う人も多く、患者は差別や社会の反応で苦しんでいる。また、患者もその周りも乾癬と肥満の関係を知らない人も多い。そこで乾癬治療薬を開発・提供するユーシービージャパンが、乾癬と肥満の関係に着目し、肥満の解消や予防が乾癬治療の上で大変重要であるということを乾癬患者さんに広く伝えたいという想いから「乾癬治療‐変わろう私 プロジェクト」を発足したのだ。

今回のダンスは韓国のアイドルグループを思わせるかっこいいダンス。普段から運動するのが苦手、なかなか続かないという人にとってもダンスを踊り切るというゴールと楽しいという気持ちで続けられるようにCMや舞台の振り付けを行っているair:man氏が振り付けを行った。アップテンポのミュージックもオリジナルだ。ダンスは簡単すぎるとリピートに繋がらないため、少しハードルを高くしている。しかし、途中に髪の毛をかきあげる仕草や韓国発祥で有名なキュンマークが登場したり顔周りでの動きもあるため、今話題のTikTokにもアレンジできる。途中、オープンクローズ、ツイストなどエクササイズ要素も入っているため、楽しく、しっかりと身体も動かせる。

そして今回はダンスの他に動画を見ながらいつでもトライできるエクササイズムービーを6本、フィットネスジムで有名なティップネスの福池氏と制作。筋トレについては簡単なところからスタートし、1つ2分の筋トレとエアロビが組み合わさったムービとなっている。何もしないと筋肉は減り、筋肉量が1キロ増えるだけでもダイエットになるので徐々に慣れて最後は6本通しでも行えるような形になっている。

乾癬が肥満と関係すると判明した今、その認知度を高め、肥満の解消や予防も兼ねて適度なエクササイズをダンスなど含めて楽しく続けていきたいものだ。

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