孫とシニア世代で、お互いの想いを未来に残す「シュミカツ!お孫さんとつくる令和タイムカプセルイベント」

2019/10/23
桂伸也

タイムカプセルってありましたよね。小さいころに友達同士、あるいは学校の卒業式間近にクラスで、何年か後の自分に向けてメッセージを送るというもの。将来への期待も込めてワクワクしながら書いた事ありませんか?このようにう時を超えて気持ちを共有できる機会って、素敵ではないですか?

そのタイムカプセルを、おじいさん、おばあさん世代とそのお孫さんで共有する機会を設けたイベント「シュミカツ!お孫さんとつくる令和タイムカプセルイベント」が、20日に神奈川・横浜のオービィ横浜で行われました。りそな銀行とセガゲームスの運営によるこのイベントは、「孫と一緒に楽しむと同時に、孫への想いを残したい」という、孫を持つシニア世代を応援するべく企画されました。

実はお孫さんとおじいさん、おばあさんがコミュニケーションを深める日にという目的で、1999年に毎年10月第三日曜日は「孫の日」と制定されています。そして今年は10月20日がこの日に当たり、このイベントを実施する経緯となったわけであります。今回はセガゲームスが運営する『シュミカツ!』が提供するアンバサダープログラムの一環として、りそな銀行との共催として開催されることとなりました。

今回のイベントでは、お孫さんとおじいさん、おばあさんがそれぞれに向けた手紙を書いたり、ビデオメッセージを収録するなど、シニア世代の方がお孫さんに向けた想いをしたため、カプセルに収めるまでの部分が作業になっており、この日会場にはおじいさんとおばあさん、そしてお孫さんに加えお母さんもと、さまざまなご家族が会場に来られました。

おじいさん、おばあさんとお孫さんひとりで来られたテーブルは、お孫さんを挟んでお二人が座り、楽しそうにお手紙を書かれていました。ご夫婦の老後というとなかなかお話の回数も減り、少しさびしさも出てくる感じもありますが、こうしてお孫さんを囲うと、表情も明るく見えてくるから不思議であります。ちなみにおじいさん、お孫さんのために可愛らしい画を書かれていました。愛を感じさせるところであります。

また、お孫さんの兄弟におばあさん、そしてお母さんが来られたテーブルでは、お兄さんがおばあさんと仲良く折り紙をして、楽しそうに時間を過ごしていました。普段は離れて生活しておられるそうで、お孫さんはまもなくお受験ということもあり、こんなふうにお孫さんと過ごせる時間が非常にありがたいと嬉しそうな表情を見せられていました。ちなみにお兄さん、おばあさんに向けたメッセージは、なんと暗号付きで執筆。ユニークなお孫さんであります。

おじいさんとお孫さん、そしてお母さんと3人で来られたテーブルでは、おじいさんがお孫さんのために真剣な表情で丁寧に執筆。お母さんに話をうかがうと、普段は二世帯住宅でよく顔を合わせているのに、あんなに真剣な表情で執筆するなんて…と少し驚かれた様子でありました。普段から一緒にいても、環境によってなかなか気が付かないところってあるものですよね。ちなみにお孫さん、途中で飽きてお母さんにお任せ。「トカゲを描いてよ〜!」って。こういうのも面白い体験であります(笑)

 

一方、ビデオメッセージのコーナーではおじいさん、おばあさんがビデオカメラに向けて自身の想いをコメント。「短いコメントでいいです。1分くらいでしゃべってもらえればいいですから」「え〜1分なんてそんなに長くしゃべれない!」なんて驚かれるおばあさん。でもお孫さんの女の子に向けて将来は素敵なレディになってね、と将来への期待の言葉を残されていました。これって、お孫さんは将来観たら絶対泣くやつです、うんうん、とても素敵!

そして出来上がった手紙や折り紙、ビデオメッセージは緑色の箱(タイムカプセル)に収めて保管。今年の年末にお孫さん、おじいさん、おばあさんらご家族のもとに送り返される予定となっています。そして最後には記念撮影。写真というのも近年ではスマホなどで手軽に撮れるようになりましたが、こうした家族写真的なものも、タイムカプセルを通して見るとなかなか印象が違って見えるのではないでしょうか。

なお、このイベントはりそな銀行が取扱開始した新たな贈与サービス「まごハコ」の体験も兼ねて行われました。これはお孫さんへの贈与資金だけでなく、手紙や写真、ビデオレター、思い出の品などを入れた箱を銀行側で預かり、申込日から20年以内の希望日にお孫さんにお届けするというタイムカプセルサービスであります。このサービスは国内金融機関としては初のサービス実施となります。

親子の関係とはまた違った、おじいさん、おばあさんとお孫さんの関係。そこで想いをタイプカプセルに乗せるって、素敵ですよね。なかなか面と向かって話すのも気恥ずかしいし、近頃はSNSの発達もありますが、そういうものより直筆の手紙などでメッセージをもらうのって、特別なものという印象もあります。この日のイベントも、そんな気持ちよさ、楽しさが感じられるイベントでありました〜!

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桂伸也
この記事を書いた人

桂伸也

フリーライター。元々音楽系からのスタートですが、現在は広く浅くという感じではありますが芸能全般、幅広く執筆を行っています。またエンタメ、芸能に限らずスポーツ、アミューズメント系と…何が得意なのかが不明な感じ。逆に困ったときに声を掛ければ、何らか答えが戻ってくるというか…ある意味“変な奴”(笑)

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