新型コロナ感染拡大で「歯科受診を控えたい」が約6割に…歯と口内の健康リスク増大が浮き彫り

2020/10/22
マガジンサミット編集部

一般社団法人・日本私立歯科大学協会は、11月8日の「いい歯の日」を前に、10~70代の男女1,000人を対象にした「歯科診療」および「歯科医師」に関する意識調査を実施。結果、新型コロナウイルス感染拡大の影響によって、歯や口内の健康リスクが高まっている現状が浮き彫りになりました。

同調査では、新型コロナウイルスの感染が拡大する状況下での歯科受診について調査。2020年2月~8月の歯科受診・歯科定期健診に関して質問したところ、「感染拡大中に受診・健診を控え、現在も実施していない」という人が「歯科受診」で19.8%、「歯科定期健診」で21.4%となりました。

続けて「新型コロナウイルス感染が広がっていることで、あなたは、歯科受診や歯科定期健診を受けることについて、どのように感じていますか?」と尋ねると、61.7%が「歯科受診や健診を控えたい/できれば控えたい」と回答。その理由として「口を開ける必要があるため、感染リスクがあると思うため」(63.2%)が1位、「歯科医師や歯科衛生士と近い距離で治療や検査を受けるため、感染リスクがあると思うから」(54.0%)が2位に。感染リスクを懸念して、歯科受診や健診に消極的になっている人が多いようです。

 しかし、同協会によると2020年9月時点で、歯科医院で新型コロナウイルスの感染が起きた事例は報告されていないとのこと。そのことを知っていたかと質問すると、大多数となる73.8%が「知らなかった」と答えました。

 また、新型コロナの影響でマスク着用が日常的になったことで「歯の健康や口臭を気にすることが減った」(25.4%)という人が4人に1人という結果に。「在宅時間が増えて、間食や晩酌など食べたり飲んだりしている時間が増えた」という人も43.3%に上っており、コロナ禍は歯や口内の健康を損ないやすい環境であるといえそうです。

「主にどのような時に歯科医院に行きますか?」という質問では、「定期健診などで定期的に受診している」が38.9%でトップに。前回(2016年)の30.3%と比べても8ポイント以上の上昇がみられ、定期的な歯科受診の大切さが広く認識されるようになってきたようです。

次に「かかりつけの歯科医院があるか」を聞いたところ、70.1%が「ある」と回答。こちらも前回(64.3%)と比べると約6ポイント上昇しており、かかりつけ歯科医の普及も進んでいるようです。

「かかりつけの歯科医院があることのメリット」を聞いた質問では、「安心して治療が受けられる」が65.8%で最多に。こうした安心感が、かかりつけ医師との長い付き合いや、高い満足度につながっているのかもしれません。

さらに「理想の歯科医師」について質問すると、最多は「高い技術で治療をしてくれる」の74.0%。以下、「丁寧な治療をしてくれる」(72.7%)、「人柄がよい・優しい」(70.1%)と続きました。

「この人が歯科医師だったら診てもらいたいと思う有名人」について聞くと、男性では俳優・歌手の福山雅治さん(30票)、女性では女優の天海祐希さん(68票)がトップに。いずれも前回(2016年)のアンケートでも最多票を獲得しています。

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