今流行りの参加型絵本!秀逸すぎる谷川俊太郎訳のフランス絵本とは…

2018/05/03
N田 N昌

最近、絵本業界で話題なのが、「参加型絵本」でございます。去年8月に刊行された「ぜったいに おしちゃダメ!」は、すでに発行部数が約18万部!本屋さんで見かけたという方も多いのでは…

参加型絵本とは、ざっくり言うと「絵本を直接触ったり、なでたり、斜めに傾けたり、声をかけたりなど、手や声で参加することで絵本の中のストーリーが展開していく絵本」でございます。

例えば、「ぜったいに おしちゃダメ!」でいうと、絵の中にボタンが描かれており、そのボタンを押して、次のページをめくると、何か変化が起こっている、といった感じでございます(押しても押さなくても次のページの絵が変わるわけではございません。純粋な子供は押したからと信じるのでございます)。

「ぜったいに おしちゃダメ!」はアメリカで33万部の大ヒットを記録して、日本上陸を果たした絵本でございますが、日本にも参加型絵本はございます。例えば、最近何かと話題の絵本作家、のぶみ様も何冊か出されております。

こちらはのぶみ様の人気絵本「よわむしモンスターズ」。「おかあさんといっしょ」(NHK)内のショートアニメコーナーでも放送されておりました。こちらも参加型絵本でございます。モンスター達の弱点の行為(例えば、くしゃみとか)を行えば、次のページでモンスターが逃げ出したり、〇〇したりするしかけになっております。

そんな参加型絵本ですが、世界的な草分けと言われているのが、ポップな色づかいがオシャレなフランス絵本「まるまるまるのほん」でございます。2010年に日本で刊行、日本を代表する詩人、谷川俊太郎様が翻訳を担当されております。

「まるまるまるのほん」(作・絵:エルヴェ・テュレ 訳:谷川 俊太郎)

内容は、絵本の中に数色のマルが描かれており、こすったり、クリックしたり、本を傾けたりすることで、そのマルが増えたり、色が変わったり、移動したり…。この次に、このマル達がどうなってしまうのか…そのワクワク感、ドキドキ感がたまりまセブンなのでございます。この変化のセンスが秀逸なのでございます。大人が「そうくるか!」と思わず口走ってしまうクオリティでございます。

さすが、フランス絵本、オシャレで大人も大満足なブラボーな絵本でございます。シンプルでありながら、質の高い贅沢なCM作品を見ているような感覚で大人が楽しめる作品でございます。是非是非、一度、ご体験くださいませ。小さいお子さんをお持ちの親御様へのプレゼントにも最適の絵本でございます。

(文:N田N昌)

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この記事を書いた人

N田 N昌

放送作家・ナンセンス絵本マニア 「有田とマツコと男と女」「レゴニンジャゴー(アニメ)」 「天才テレビくんMAX」「小島慶子のオールナイトニッポンGOLD」 など、テレビ・ラジオ番組の構成脚本を担当。

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