テレビ界では秋の改編が一段落でございます。ドラマファンの方は、お眼鏡にかなったドラマはございましたでしょうか…
昭和世代の小生といたしましては、なんてったって!月9の「SUITS/スーツ」でございます。織田裕二様、鈴木保奈美様の27年ぶり、伝説の「東京ラブストーリー」以来の夢の共演でございます。若い世代の方々もコントの設定などでご存知の方も多いのでは…。「カーンチ!」「セックスしよう」でございます。
他にも素敵な名セリフがございました。
「トホホだよ。カンチがいなくちゃ」、「こんな時間に元気なのは、君とコンビニぐらいなもんだよ」「あの頃の私に教えてあげたい。もうすぐあなたは素敵な人に会うんだよ。その人の名前は永尾完二っていうんだよ」、・・・。
話が少々脱線いたしました。
そんなドラマファンの方々に、読書の秋、絶対に読んで頂きたい!人気脚本家の絵本をご紹介させて頂きマンモス!でござます。…
まずは、「東京ラブストーリー」の脚本家でもある人気脚本家、坂元裕二様でございます。坂元様といえば、近年では「カルテット」「anone」が話題に。あの「Mother」や「最高の離婚」も坂元様の脚本でございます。
そんな坂元様の絵本というのがこちら。
「ウーギークックのこどもたち」(文:坂元 裕二 絵:林田 秀一 出版社:河出書房新社)
こちら、ドラマ好きの方ならご記憶に片隅に残っておりますでしょうか…
ドラマ「Woman」(日テレ系)に登場、ゴイスーな話題となった絵本でございます。満島ひかり様演じる主人公の小春が子供の頃に読んで怖かった絵本でございます。ドラマをご存知ない方は、是非、絵本と同時にドラマ「Woman」も、おチェックお願い頂きたいのでございます。
肝心要の絵本の内容でございますが…
生まれた時から病院で暮らす女の子、るるが主人公。この病院では毎週、子供が一人ずついなくなります。噂によると、地下のボイラー室に住むウーギークックという怪物が子供の魂を食べているのだとか…。そこで、るるは、それをやめさせようとボイラー室に向かう…という物語でございます。
生と死をテーマにした大人向けの絵本でございます。“簡潔にして深い”、大人絵本の魅力をご堪能くださいませ。
読書の秋でございます。長い小説はちょっと…という方、ドラマ好きの方、この機会に是非一度、人気脚本家の大人絵本をご体験くださいませ。
(文:絵本トレンドライター N田N昌)