世界的グラフィックアーティストの初個展も開催中!建物とアートを融合した新オフィスビルブランド「1/1」誕生

2022/11/10
マガジンサミット編集部

東京都心部における中小型オフィスビルのバリューアップと活用を中核とした事業を展開するサンフロンティア不動産株式会社が新たに手がける、建物とアートを融合させることで街に新たな価値を生み出す新オフィスビルブランド「1/1(ONE)」。その第1号ビルとして、2022年11月4日(金)に渋谷神宮前に「1/1 32117」が開業しました。
さらにこのビルのアート作品を手がけた世界で活躍するフランス人現代アーティストのCyril Kongo(シリル・コンゴ)氏の日本初個展も期間限定で開催されるとのこと。
ビルのブランドコンセプトの説明や個展の内覧などが可能なプレス発表会が先日行われましたので、その模様をレポートします。

ビルとアートを融合させる“日本初”の試みから人と街との「幸せの共創」を目指す

発表会ではまず、サンフロンティア不動産株式会社 代表取締役社長の齋藤清一氏より、「1/1」の概要や戦略についての説明がありました。 サンフロンティア不動産株式会社は“建物から地域の付加価値を高めバリューアップする”ことをコンセプトに、これまで様々な事業を展開。

四ツ谷にあるアートで部屋を選ぶシェアオフィス「A YOTSUYA」から派生させ、ビルの外にもアートを設置し、街づくりという視点で建物とアートを融合させる新オフィスブランドとして「1/1」が誕生することになったそう。 コロナ禍によって変化した生活環境において、街に活気を生み出す場所を作りたいと考えたこと、また街に人が戻り始めた今、「1/1」のコンセプトを実現する時だと確信していると齋藤社長が今回の試みへの想いを語りました。

「1/1」が目指す街づくりと今後の展望についてのトークセッションも

次にサンフロンティア不動産株式会社の齋藤社長とリプランニング事業部長であり、事業統括責任者である小田修平氏によるトークセッションが行われました。

「1/1」というネーミングにした理由については、 「Life is Artが1/1のキーワードで、芸術も人生もビルも街も、世の中にふたつとして同じものがないということからoneという名前になった」と齋藤社長。

またビル名の「1/1 32117」については、ニューヨークなど番地がそのままビルのネーミングになっていることを採用したそう。 「テナント入居も12月から決まっていて、地域のオーナーさんと一緒に街全体を広げていきたい」と小田氏。

また「1/1」プロジェクトに至った経緯については、 「四ツ谷のプロジェクトで様々なアートを描いてもらったアーティストのなかでコンゴ氏と出会い、1/1のプロジェクトが始まった。四ツ谷の場合はビルの中でしかアートがみられないが、神宮前は外からも見えるようになっている。」(齋藤社長) 「シリコンバレーにはオフィスや家の中に普通にアートがある。

それらは必要だからあるわけで、アートを通してアーティストからの問いかけが仕事などへのクリエイティビティに影響を与えている。アートを非日常から日常へ引っ張り出したいという思いがあった。」と小田氏。

さらに齋藤社長は「アートは日本においてはまだまだ非日常。アートを用意したビルがクリエイティブな場所として広がっていくのか、1/1を通じて検証する場にしたい」と語りました。 またコンゴ氏について小田氏は「尖りすぎないアーティスト。

2011年にエルメスとコラボしたスカーフが人気を博すなど、ラグジュアリーブランドとストリートアートを融合させた人。今の日本の状況に合ったアートを作ってくれるのではないかという期待がある。」と今回アート作品を依頼した理由を語りました。

シリル・コンゴ氏初来日&初個展にはアトリエも併設

「1/1 32117」の開業を記念し、ビルを象徴するアート作品を手がけた世界的グラフィックアーティスト シリル・コンゴ氏の日本初来日・初個展「CYRIL KONGO’s POP-UP STUDIO “FROM PARIS TO TOKYO”」を2022年11月5日(土)〜27日(日)の間、1Fのギャラリースペースにて開催中。

コンゴ氏は様々なブランドや企業とのコラボレーションも多く、中でも2011年のエルメス、2016年のRichard Mille、2018年のCHANELとのコラボレーションは大きな話題となり、作品の人気はさらに高まりを見せているのだとか。

こちらの個展は単なるギャラリーではなく、アトリエを併設したインスタレーション空間となっており、コンゴ氏本人が来場者の目の前で4.8メートルの大型新作を書き上げるという演出も。

発表会ではビルの外に設置されたアート作品のお披露目と、開業を記念したビルへの筆入れパフォーマンスが行われました。

「アートは人を繋ぐもの。この場所でアートが披露できることを嬉しく思う。」とコンゴ氏。 アーティストの創作活動を間近で見て、肌で感じることができる、イマジネーションとノウハウに溢れた刺激的な個展となっていて、開催期間中には世界的にも貴重な作品16点が展示され、販売も行われるとのことです。

人々のライフスタイルが変化する中、新しいオフィスビルを提供し、笑顔になってもらいたい、そこに街の魅力が重なって皆んなが幸せな気持ちになってもらえたらと今回のプロジェクトを通じた願いを語る齋藤社長。 その熱い想いを感じられて、コンゴ氏による迫力のあるアート作品にも触れられる「1/1」にぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

「CYRIL KONGO’s POP-UP STUDIO “FROM PARIS TO TOKYO”」開催概要

https://oneisart.com/cyrilkongo/

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