名古屋で「マリオンクレープ」のフランチャイズを展開し、名古屋の味である「たません」を「たませんクレープ」としてリメイクし販売する濱地力さん。前回はたませんクレープにかける想いや、今までのエピソードについて伺いました。今回は、濱地さんがクレープ屋を営む上で意識していることや、今後についてお話を聞いています。
――濱地さんは日頃からお店に立って販売をされているとのことですが、お客様にクレープを提供するうえで、常に意識していることは何かありますか?
濱地力さん(以下、濱地)「やっぱり『喜んでもらう』ということですね。食べて美味しいものだったら言葉が無くても人って笑顔になるわけじゃないですか。子供でも大人の方でも食べ終わって『美味しかったよ』って言われると嬉しいですね。それが一番です。」
――お客様の笑顔が見たいという気持ちが一番強いということなんですね。たませんクレープは特にどんな人に知って欲しいとか、食べて欲しいという想いはありますか?
濱地「小さなお子様からお年寄りまで皆さんに食べていただける食べ物だと思っていますから、すべての方に食べて欲しいですね。後は、やはり名古屋めしを知らない方に食べてもらって、たませんクレープは名古屋に行けば食べられるんだということを知ってもらいたいですね。」
――たませんクレープはおやつとして食べて欲しいのか、それとも小腹がすいた時の食べ物として食べて欲しいのか、濱地さんの考えはありますでしょうか。
濱地「小さいお子様にはおやつとしてでもいいですし、僕ら世代にはおつまみとしても食べて欲しいですね。」
――今後の目標についてお話をお聞かせください。
濱地「名古屋めしである『たませんクレープ』を全国へ届けたい!!こんな気持ちを抱いたのには、実は娘との大切な約束がありました。その約束とは、『日本一になること』です。僕はいつも忙しく、なかなか娘との時間を過ごすことができません。そんな寂しい思いをさせている娘なのに、僕のことを誰より応援してくれています。娘が7歳の時、僕の誕生日にこんな手紙をもらいました。『いちばんすごいクレープになってね♡だいすき♡』この時に、何としても日本一のクレープ屋になろうと心に決めました。いつも娘から愛情をもらってばかりなので、どうしてもこの約束は叶えたい!それからは、どうしたら日本一になれるのかばかりを一生懸命に考えてきました。」
「そこで思いついたのが、たませんクレープをお菓子にして、全国にお届けするということでした。名古屋めしであるたませんクレープを「日本のたませんクレープ」にして、たくさんの人に喜んでもらい、名古屋一から日本一になろうと思ったのです。それ以外にも、他のクレープ屋がやったことのないような面白い企画や商品を出して『一番すごいクレープ屋』になろうと思っています。楽しみにしていてくださいね!」
今回は、濱地さんがクレープ屋を営む上で意識していることや、今後についてお話を伺いました。たませんの味をこの先も残していきたい、たませんクレープの力で名古屋のイメージアップをしたいという濱地さんの名古屋に対する熱い想いが伝わるインタビューでした。
「たませんクレープ」は現在、マリオンクレープ平和堂ビバモール名古屋南店、マリオンクレープ カインズホーム名古屋みなと店にて販売中です。