日本や世界の海を救いたい。海洋浮遊ゴミ回収機SEABIN(シービン)にて海洋ゴミ回収を行うと共に普及させるための活動を行っている株式会社SUSTAINABLE JAPANの代表取締役社長 東濵 孝明さん
地球環境の継続可能な発展に貢献するため、海洋浮遊ゴミ回収機SEABIN(シービン)にて海洋ゴミ回収を行うと共にSEABIN(シービン)を日本に普及させるための活動を行っている株式会社SUSTAINABLE JAPANの代表取締役社長 東濵 孝明さん。海洋ゴミに興味を持ったきっかけやSEABIN(シービン)との出会いについて伺った。
海洋ゴミに興味を持った原点は東京から熊本に帰ってきた時だと話す。東濵氏は現在37歳で30歳手前に東京から熊本に結婚と同時に戻ってきた。その時に20年ぶりに母親の実家である熊本の港町に行くと昔、祖父母と遊んでいた漁港とは全く異なり、たくさんのゴミが浮いている状態を見てショックを受けた。その時に危機感を覚え、何とかしないといけないと思ったのが最初のきっかけだと話す。
それまでは海洋ゴミに関わる活動に参加したこともなかったが、強い思いが東濵氏を突き動かした。会社設立までの間は自分でビーチクリーンや漁港に行って調査を行っていた。その中で人間の手でゴミを拾ってもキリがないと感じ、何か便利な機械はないかと探し始め、海洋浮遊ゴミ回収機SEABIN(シービン)に出会った。
SEABIN(シービン)は海外の会社が販売を行っていて、全て英語で書かれたサイトだった。英語は得意ではなかったが、翻訳機能を使い理解を深め、取り扱う会社に問い合わせをした。しかし、個人に対しては販売をしてくれないということでSEABIN(シービン)の入手は難しかった。
そんな試行錯誤をしているとゴム原料などの卸販売をしている株式会社平泉洋行が同時期にコンタクトを取っていた。この会社は海外に子会社を持っていることもあり、SEABIN(シービン)を取り扱う海外の会社とのやりとりがスムーズになった。そして株式会社平泉洋行が日本で初めてSEABIN(シービン)の導入を行った。
東濵氏もSEABIN(シービン)の導入と普及活動に力を注ぎたいと思い、個人では限界があるため2019年1月に株式会社SUSTAINABLE JAPANを設立した。そして現在は株式会社SUSTAINABLE JAPANと株式会社平泉洋行の二軸で日本での海洋浮遊ゴミ回収機SEABIN(シービン)の普及活動を行っている。