「ハンバーグで感動したこと、ありますか?」
みんなが大好きなファミリーレストラン、ガスト。ガストの代名詞といえば、やっぱりハンバーグですよね。2008年に発売されたチーズINハンバーグは現在、1億7,000万食を突破するロングセラーとなっています。
さて、そんなガストからチャレンジングな企画が登場しました。一つ星レストラン「sio」オーナーシェフ、鳥羽周作氏と共同開発した「感動ハンバーグコース(税込1,869円)」です。11月24日発売の同メニューは、ガスト史上初となるスペシャルコース料理。先行試食会の様子をとくとご覧ください。
前菜「シュリンプサラダ〜ナッツとフルーツ〜」
ガスト創業以来、初めての試みとなる本格4品のコース。最初に運ばれてきたのは前菜です。正直言って、既存のサラダの一つ上のレベルです。大ぶりなエビにグレープフルーツとキウイ。ナッツも良いアクセントになっています。鳥羽シェフ「食材の大きさや食感にこだわった。器も平らなものではなくボウル状にしており、混ぜて食べられるように工夫した」と話していました。
スープ「コーンポタージュ〜フライドオニオンをのせて〜」
この時期、体を温めるには欠かせないスープ。こちらもただのコーンポタージュではありません。フライドオニオンの塩味が加わることで、スープの甘みが一層引き立ちます。前菜、スープともにがっつり、スピーディーに食べられます。
メイン「感動ハンバーグ〜トリュフ香るポテトチーズクリームIN〜」
さて、満を持してやってきたのはメインディッシュ、感動ハンバーグです。200gのパテは九州産黒豚が入った合挽き肉を使用。分厚くふわふわで、ナイフを入れると肉汁がとめどなく溢れてきました。ハンバーグの中から姿を表したのはトリュフが香るポテトチーズクリーム。何とも濃厚で、パテとの相性抜群です。デミグラスソースにもひと工夫。白味噌や蜂蜜といった和テイストでまとめたソース。最後に鎮座する目玉焼きを崩して一緒に食べていくと、なるほど感動ハンバーグですわ。
デザート「グラスショートケーキ」
これで終わらないところが、さすがガスト初のコース料理。ショートケーキとパフェの良いとこ取りをしたグラスショートケーキは、なんともエアリーで締めにぴったり。ハンバーグで満たされたお腹を邪魔しない適度な量が好印象でした。
ファミレスの気軽さとミシュランの満足度
「ファミリーレストランで食べるというリズムを意識した」と鳥羽シェフ。確かに、ファミレスの気軽さやポップなラインナップとなっており、肩肘張らずにガツガツ食べられます。それでいて、どのメニューもワンランク上の味。ハンバーグと一緒に頬張るライスにしても、肉に合う栃木県産コシヒカリを採用しています。
ファミレスのサラダを超えたサラダから、心温まる気配りスープ、ミシュランレストランで出てくるようなジューシーで濃厚なハンバーグと対峙し、適度なスイーツでフィニッシュ。ファミレスの気軽さとミシュラン級の満足度が見事に調和した、感動体験を提供していました。
クリスマス、大晦日、正月などが立て続けにやってくる年末。家族で食事をする機会も増えることでしょう。「ファミレスでミシュランを味わう」という選択肢、大アリです。